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こんにちは!4作目の作品です!!

ギフン受け(メンギフ、イノギフ、サンギフ)を一通り書いたところ

イノギフが1番いいね数が多く人気でした!


ということで今回はイノギフで行こうと思います!


※ギフに熱がでマス

※ギフ監禁されてマス

※ほんのりサンギフ入ってるかも

※触れるだけのキス有


※ギフンの夢の中は正直見なくても大丈夫です

無駄に長いですしw(ギフンsideのとこ)







「456番が高熱を出して倒れています 」



高級感のある広い部屋でVIPの対応をしていると、四角い仮面を被った従業員から報告を受けた。

素早くVIPの相手をすませ早足でギフンがいる部屋に戻った。

ドアを開けた瞬間に足元から冷気を感じた。

ギフンは顔を赤く染め、額にうっすらと汗を滲ませ、浅い呼吸をしながらソファに横たわっていた。



やってしまった。


甘く見ていた  季節は11月の冬に近付いている

そんな中で暖炉の火なしで対して着込んでもいないギフンを結構な間放置してしまった。


イノは両腕でギフンを抱き上げ

シックな部屋に見合ったベッドに運んだ。

ギフンのおでこに触れてみるとじわじわと熱が伝わってきた ざっと38度は超えているくらい熱が上がっていて、沸騰しているやかんに触れているようだった。


「早急に医者を呼んでこい」


イノはギフンの頬に触れながら従業員に指示を出した。 ここでは銃を簡単に扱う場所だ、 VIPに絶対的に危害がない訳では無い。念の為に医者をいつも連れている。



「、ぅう、、ゔ、ぁ」


酷くうなされている

眉間に皺を寄せ絞り出したような声を上げ苦しんでいる。何故お前は、そんなにもなっていつまでもその重い荷を背負っているのか。


イノはうなされるギフンのベッドにそっと腰を掛けた。







ここは、何処なんだ


目が覚めるとおれは知らない場所で寝ていた。

白や薄ピンクなど淡い色の花がそこら中に咲き広がっていて終わりが見えない

今が何時なのかは分からない

空も、花の色のように薄いピンクを帯びた雲が広がっていた。いつもの青い空などは1ミリも顔を見せない

俺は夢をみているのか?はたまた死んでしまったのだろうか


出口を探すべく花で広がっている野原を歩き続ける。 だが、いくら歩いても様子が変わることは無い。

歩き疲れてしまい はぁと溜まっていた息を吐いた。 ふと見上げると10mほど先に男の人影が見えた。その人影は動くことはなく案山子のように突っ立っているだけ。

やっとのことで見つけた人影を光が照らされたように真っ直ぐ駆け寄った。


近づく度に段々と、ズレていたピントの焦点があってきた

顔が見えてきた時、俺の足が止まった

足を止めた瞬間、目の前の男がゆっくりと俺に 目を合わせた


「、、、ヒョン」



目の前にいる優しく微笑み〝兄〟と呼んだのは、

子供の頃にいつも俺の隣にいて頭が賢く 見知った顔だった。


「、、サン、ウヤ、サンウヤ!!」


久しぶりに会った弟分に気持ちが嬉しくなり、

先程より縮まった短い距離を俺は小走りで駆け寄りサンウヤに思いっきり抱き着いた。


サンウは勢いよく抱き着いたギフンを受け止めるのに、バランスを崩しそうになった。


「会いたかったよ。ずっと探してた」



「俺もだよヒョン。出口を探そう」


サンウは抱き着いていたギフンの手を取りまた、優しく微笑みかけた。


「俺はこっちから来たんだ。サンウヤはどっちからきたんだ?」


俺は来た方向に体を向け指を指しながらサンウヤに質問をした


「」


サンウは何も答えない。ただ急に黙り込んで真っ直ぐな目で俺を見つめるだけ。


「…よし、今度はあっちに行ってみよう」


ポタ


「サン、ウ、、や」


そう言ってサンウの手を引こうとした時ギフンの手に液体の様なものが垂れてきた。その感覚に違和感を覚え俺は咄嗟にサンウの方へ視界を移した。


「ヒッ!?」


咄嗟に出てきた言葉は声にならない短い悲鳴。血の気が引いた

視界に入ってきたのはサンウの白い腕から流れる鮮明な赤色の血サンウの胸からは毒々しく赤黒い血で染まりきっていた

身の毛がよだち繋いでいた手を振り払った。

そして、直ぐに後ろを向きサンウが居ない方向へ走り出した


ドサッ


何かに足が引っかかった。瞑っていた目を開くとさっきまで穏やかで落ち着いた色が広がっていた野原はいつの間にか枯れてしまいそこには、サンウの胸にあったような鮮やかで黒く赤い血が広がっていた。空も赤黒く空襲を連想させるように俺を囲っていた。

未だに引っ張られている足元を見ると血で染まりきった手が俺の足を掴んでいた。


『お前のせいだ』 『お前のせいで』

「ち、違う…俺の…せいじゃ… 」


『お前が始めたんだ』『信じていたのに』


「お、俺の…せい…じゃ、 」

次から次へと罵声を浴びる

それは、ゲーム内で犠牲になった人達

サンウ、セビョク、チョンベ、…

頭が痛い。やめて。ごめんなさい…


『考えが甘いから』『帰りを待っている人がいたのに』


「お、れの…せ…い?」








「…ッッはっ」


嫌な夢を見た。また、この夢だ。うなされる度に見てしまう同じ夢。 未だに鮮明に残るあの光景。


「やっと目を覚ましたか」


目が覚めても熱でぼーっとしているギフンにイノはギフンの目から零れそうな涙を親指の腹で拭う。


「医者を呼んでくるから安静にしていろ」


そう言って部屋からイノは出ていった。

さっきの夢の余韻のせいかあいつに怒りが込み上げてくる。


俺はイノが出て言った瞬間に近くにある果物ナイフを手に取ろうとベッドから降りた。

結構酷い熱なのか足元に力が入らず頭がグラグラする。その勢いで俺は謝ってバランスを崩してしまった。


ガッタンッッ

勢い余ってフルーツバスケットを置いている机を転覆させてしまい。机の下敷きになってしまった。

グラグラする頭が痛い。熱い。


音に反応して戻ってきたイノは顔はいつものポーカーフェイスだが足音から焦りを感じる様子だった。

机の下敷きになっているギフンを急いで引きずり出しベッドの中に運ぼうとした。しかし、ギフンは足をバタつかせイノの腕から離れようとした。その衝動でイノは手を滑らせギフンを両腕から離してしまった。

やっとのことで立っているギフンは真っ赤な顔をしながら手に入れた果物ナイフをイノに向けた。


「俺の…近くに…寄るな、」


「息を切らしている時にでてくる言葉じゃ無いだろう?」


「そんな、フラフラな足取りで俺に抵抗ができるとでも?」


そう言いながら一歩づつギフンに歩み寄る。もちろん焦ることは無い。イノは今のギフンに勝つことは知っているしギフンは自分にナイフを突き立てることが出来ないことも知っている。


「う、うるさ…い、それ…いじょう、近、ずく……ドサッ

急に動いたからか、後から来る疲労感に気づくことができず。そのままギフンは気絶してしまった。

咄嗟にイノはそれを見越していたようにギフンを体で支え、再びベッドへ運び戻した。


「本当にいつまで立っても消えることの無い光だな」


チュッ

イノはそっと気絶しているギフンの唇にキスを落とした。1番憎い者から気づかないうちにキスをされるなど哀れだな。

そう言ってフッと笑って見せた。


気絶から目を覚ましたギフンには薬を飲ます。

そのタスクがまだ残っている。

このことを楽しみにするかのようにイノは気楽そうにギフンが目を覚ますまで待っている。


「…」


ギフンが静かに目を覚ました。


「医者から薬を貰っている。飲め。」


そう言ってイノはギフンの顔も見ずに机の上にある薬を指す。


訝しげに用意された水と薬を見つめる。

罠かもしれない。この牢獄のような場所なら有り得ないわけない。


「毒など入っていない。それともなんだ、わざわざ口移しで飲ませないと飲めないのか?」


「ッそんな訳ないだろっ!」


イノの一言を聞いてギフンは即座に水と薬を手に取って一気に口に入れた。

味を見た感じ、確かに毒が入っている感じはなさそうだった。1晩寝たからか頭の痛みも癒えてきて調子が戻ってき出した。


「なんだ、違ったのか。残念だったな」


イノは自分を馬鹿にしたような表情でそんなことを言い出す。


とことんムカつく

だが、看護をしてくれたこともありあからさまな反乱が出来ない。すごく悔しい。

アイツが、イノが、憎んでも憎みきれない存在に変わっていくのが。


そんなことを考えているんだろうなー。

と想像しながら、ギフンの閉じた口元をじっと見て片方の口角をあげた。







今回はこれでおしまいです!!


好評だったら甘々タイプのギフンちゃんも書こうかと思ってます( *´꒳`*)


フォロワーも地道ですが増えていって大変(歓喜)です!  イノギフもっと増えろー!!


いいねとコメントお願いしますm(_ _)m


・:三(‘‪꒳’ )ノバイバイ


ソン・ギフン受けのみ!!

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コメント

2

ユーザー

今回も最高でした☺️ゆっくりでいいので、次回作も楽しみに待ってます🥰

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