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「あずさ…本当にあんなこと思ってたの…?」
「…半分は本当。残りの半分は…嘘かどうかも分からない。でも、ああ言わなきゃ花月は私たちから離れない。それよりも、結愛、あんたは平気なの?桃瀬くんを手にかけて…」
「手にかけてって言っても…殺してはいないよ。そんなこと…怖くてできなかった。怖くて…楓様の傘で後ろから殴っただけ。頭を思い切り後ろから殴ったから、しばらくは動けないと思うけど、すぐに回復すると思う。」
「…そうしたら…いなくなるのは私たちかもね。いくら命令とはいえ、貴族の…国王継承者候補に怪我をさせたんだから。」
「それにしても驚いたなー。花月ちゃんは友達だって思っててくれたんだね。嘘まみれの私たちを信じて……ペットとしての私たちじゃなくて……私たち自身の心を聞くまで信じないって……。もっと違った出会い方ができたら普通に過ごせたのかな…?もっと普通の友達になれたのかな…?偽りのない私たちでいられたのかな……?」
「…そうかもね……。」