《ky視点》
うっしーは分かりやすい
彼はきっと俺のことが好きだ
彼は自分のこととなると隠し事が下手になるから。
そんな姿を見ながら好きだと感じる。
これを見てわかったと思うけど
俺と牛沢は両想いだ。
けどまだ告白しない。
何故かって?
俺は恋人にすると甘やかしたくなって
絶対態度が変わってしまうからだ。
今しかこの友達の距離感じゃいられない。
それに、付き合ってからじゃ見れない彼が今ここに居る。
恋人になってデロデロに甘えてきてくれるうっしーも見たいんだけどね?
(なんならヤンデレとかメンヘラになって束縛してきてほしいくらい。)
だけど俺は今の関係を続けている。
だが、俺がそれは甘えだと気づいたときはもう遅かった。
…彼はガッチさんに告白された。
らしい
告白した奴からの報告だった。
なにやってんだ、
彼はきっとこのままだと付き合ってしまう。
彼のことだから俺について考えている時「俺なんか…」と考えていた。
そこに付け入られたら彼はOKを出すだろう。
ガッチさんはお試しとでも言って強制的に付き合わすことができる人だから。
そんなのダメだ!
俺の頭は焦りでいっぱいで、正常な判断などできなかった。
俺は一報を受けてすぐに彼の家へ向かった。
牛沢の家へ着き、チャイムを鳴らす。
応答がなく、ノブに手を掛けてみると鍵が開いていた。
俺はびっくりしつつもチャンスだと中へ入っていく。
中には牛沢とレトルト、ガッチマンの姿があり、ソファーで楽しげに話をしていた。
俺はその光景に頭が追いつかず、立ち尽くしてしまった。
なぜレトさんがいるんだ?
2人はそんな俺を見てクスクス笑う。
「キヨくんこっち来なよ」
「うっしーに伝えたいことがあってここに来たんでしょ?」
レトさんが俺を手招きする。
俺は言われた通りにレトさんの前へ向かう
「キヨ、レトさんじゃなくてうっしーのところだろ?」
ガッチさんはそう言うと俺の手を引っ張り、牛沢の前へ立たせた。
今の状況が処理できなくて困惑する。
目の前の牛沢は戸惑っている顔をしながら上を向いて俺を見ている。
その可愛らしさに胸がキュンとする。
「キヨ言いたいことって何?」
彼は慎重に聞く。
彼もなにも知らないらしい。
ここまで来たら言うしかない
腹をくくって口を開いた。
俺は交際の申し込みをする。
ガッチさんじゃなくて俺を選んで欲しいと
彼の顔を見ると顔を真っ赤にして、目が潤んでいた。
その顔は俺を刺激する。
「え…えっと…よろしくお願いします//」
その言葉は俺の心を掴み、脳で何度もリピートされた。
好きだとは知ってても実際そういう関係になると気持ちが高ぶる。
ガッチさんにドヤ顔する。
「何でガッチさんよりって言ったの?」
彼はそう言って俺の顔をじっと見つめて言った。
嬉しそうな顔で笑顔を見せた。
俺はガッチさんから報告を受けたと話す。
「?…ガッチさん俺に告白してたの?」
彼の目は今度はガッチさんの方を向く。
「してないよ」(ニヤリ
ガッチさんは俺の方をニヤリと見た。
俺はその表情とレトさんの反応で察する。
「はぁ…っ!…嘘かよ…騙された……」
俺はその場にしゃがみこんでしまう。
めっちゃ恥ずかしい奴じゃん
ガッチさんにドヤって…
先走って告白して…独占欲駄々洩れだった
「昨日うっしーの相談受けたからそろそろ反撃の時かなって思ってw」
そう言ったレトさんはいたずらっ子の顔をしていた。
主犯はレトさんでガッチさんはそのダシになったのだろう。
「…くっそやられた~…!」
俺は嵌められた悔しさと牛沢と付き合えた嬉しさが入り雑じった感情になる。
牛沢は状況が理解できず、こちらをただ困惑して見ていた。
「はぁ…うっしーぎゅ~しよ」
us「え…は?//」
うっしーは困惑して迷って照れていた。
も~…可愛い♡
俺は固まるうっしーを勝手に抱き締める。
どうであれもううっしーは俺のだもんね
付き合っちゃったからもう絶対離さないもん
俺の愛で壊したい。
俺の愛でつくりたい。
うっしー、これからどうなろうと俺から絶対逃げないでね?
コメント
2件
キヨ牛が付き合ったらキヨくんが心の中で「うっしー可愛い、俺のもの」って言ってるの解釈一致…
騙してたんか〜wてかその平和な空間の壁になりてぇよ その絡み見てぇよ……