{とても長いです}
※gtky付き合ってます。rtとusも。
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《us視点》
俺は今、皆で集まってTop4の撮影をしている。
撮影するゲームは残りgtさんのだけと順調に進んでいた。
「よし、おっけーじゃあ開始しま~す」 gtさんが言う。
gtさんがゲーム説明を始めた。 いつも通り俺らが後ろで話してて、ガッチさんが俺らをミュートにして話す。
今回のゲームはもちろんホラーゲームだ。
といっても、皆で集まってホラーゲームをする事事態は珍しくて、
元々ホラーゲームをする予定は無かったのだが、 やろうとしていたゲームが固まって動かなかったため、仕方なく手を出した形だった。
gtさんが言うには前回までのゲームと比べ、脅かし要素が多い2人プレイ用のホラーゲームらしい。
gt「まずは…うっしーからが良いかな」 「後からだと怖いだろうし」
us「今さら怖がるわけねぇだろ~!w」 「びびらねぇよ!」
強がりながら話を進める。
スタートボタンが押された。
< gt.us player >
ダダダダ…バンッ!
「ひぃ…!!」 「何すんだ!てめぇこの野郎!!」 ky・rt「wwww」
めっちゃ怖ぇ…
俺の予想を軽く上回り、落ち着いて呼吸できないほどのゲームだった。
こんなんよくびっくりせずできるよな…
淡々と進めるガッチさんの神経の通い方に疑問を感じていると
「ちょっ…w あははっww」
急に隣で笑い声がした。
パニックになりながら隣で操作するgtさんをチラッと見る。
gtさんはkyに絡まれながらゲームしていた。
チクっ…
またイチャついてやがる。
少しイライラした。
us「コレっコレ!ドコ置くの!?」
俺のプレイはrtが見ていた。 rt「え~?…多分……そこの右だった!」
俺はrtと協力して進める。
暫くすると
「あぁ~…死んじゃった……」 「あとはうっしーに任せた!頑張って!」というgtさんの声が聞こえてきた。
ky「ガッチさん死ぬの早すぎw」
gt「キヨが邪魔してきたじゃん! 」
(ずっとイチャついてるからだろ!💢)
ゲームによるストレスもあり、イライラが溜まる。
このままではイライラして撮影に影響が出る… そう思い
なんとか敵を撒いて、俺は1度深呼吸することにする。
ふぅ…
気持ちを持ち直し 画面を見る。
っ…こんなの絶対クリアできねぇよ……
ホラーゲームで頼りになるgtさんが居ない今、冷静になったことで更に怖さが増してしまった。
心臓の爆音を聴きながらプレイをする。
声にならない音すら口からでてきて 変な声が出る俺を 3人はケラケラと笑う。
us「ぎゃあっ!!!…ッ?!」 「うわっ!?お前らどっか行け!死○!」
もう駄目だ…
もう無理だ……
精神的にはすでにズタボロで、涙を流してしまいそうだった
俺は奇跡的に敵を撒けた後 隣で指示してくれていたgtさんを向いて、交代するよう必死に懇願した。
gt「もうちょっとだから頑張れw!」
us「は?」
gtさんは笑いながら駄目だと言った。
自分で意識する前に言葉が出てしまう…。
キツくなってしまった言い方に反省する。
ky「うわっwガッチさん鬼畜ww」
横から口を出して gtさんの肩に手をまわしながら言ってきた。
そう思うなら止めろよ!(イラッ
止める気なんて更々なくてただ楽しそうに話していた。
rtを見ると
rtは俺の手を握って
「頑張れうっしー!w」と言った。
us「~~っ!クソが!!」
誰も止めず、終わることのできない流れになってしまい rtの手を自分の腕へまわさせ、怒りながら続けることになった。
(…泣💢)
…23時……🕚️
やっと収録が終わり、今日はここで泊まることになった。
家主であるrtは布団を用意してくれる。
rt「じゃ俺は部屋で寝るから」
「…うっしーも寝室で寝よ~」
us「うん」
gtさんとkyは布団をくっつけて寝る準備をしている。
言わずもがな…か……
俺はrtと寝室へ向かった。
ーーー~寝室~ーーー
ベッドに潜ってすぐにrtが謝ってきた。
rt「さっきは止められなくてごめん…」
さっきのゲームは今までで一番怖かったかもしれない…。
俺は少し怒り混じりに攻めてしまう。
rt「もっとうっしーの怖がる顔見たくなっちゃって……」
俺の目を見ながら言った。
……。デデン!
はいここで質問です!
突然だが、俺達は誰と誰が付き合っているでしょうか?
チクタクチクタク……
そう、gtさんとrt、kyと俺だ!
なんてのは冗談で…w
俺とrt 、 kyとgtさんが付き合ってる。
けど……。
us「そんなすぐバレる嘘つくなよ」
「そんな返しすんなら謝んな」
rt「ごめん……そうだね…………」 「……ごめん」
本当に好きなのはお互いじゃない。
俺らはもう片方のペアに本命がいる。
俺らはいわば慰めのための関係だ。
あっちがくっついてから関係を持ち始め
もう1年。
互いに相手(本命)を想い、キスをしたことはあるが本番はしたことがない。
rtはまだ下を向いている。
us「別にもう怒ってねぇし、いいよもう」
rt「……、」 俺はrtの頭をポンポンと撫でた。
us「はぁ…今日はもう寝ようぜ」
「…そんなこと思い出しても辛いだけだ」
俺はシーツを深く被って反対を向く。
rtは「うん…」と返事をすると水を飲みに立って行った。
ガチャ…
rtが戻ってきた気配を感じ、目を覚ます。
rtはドアに立ち止まったまま動かなかった。
us「?」 俺は首だけドアに向け、 声をかける。
rtが俺の上に跨がってくる。
真っ暗な室内でrtの顔が見えない。
us「何してんだレトルト??」
rtの動きが理解できない。
rtが居るであろう場所を見つめていると us「ん”っ?!」
急に俺の口にキスをした。
それも舌の入る深いもの…
息遣いが荒くなる。
us「はぁっ…はぁ……っ」
「ッどうしたんだよ?」
rtは俺の声を無視して何も言わない。
rtにシーツを剥いで俺の服を捲られる。
そこに顔が近づいてくるのを感じた。
us「ちょっ!?…レトルト!!」 俺は焦ってrtの頭を掴み、押し返す。
しかし彼の方が力が強く、押し返せない。
ペロッ… us「ひっ…」
お腹を舐められる。
おへその近くをずっとペロペロされる。
気持ち悪い…(ゾワッ
俺は引き離すため、バシバシ頭を叩く。 それでもrtは離れない。
バシンッ! いい音が鳴った。
流石に痛かったのかrtの顔が離れる。
us「ッ…はぁっ…何があった」
冷静さを取り戻させるため、再度rtに尋ねる。
暫くすると
お腹に温い水滴を感じ、 震えた声が聞こえてきた。
rt「っ…ガッ…ガッチさんがぁ…キヨくんッに、 押し倒されてて…ッ…それで…恋人繋ぎッしてッ…キスしてたぁ~……っ!」
彼は泣きじゃくりながら俺に抱きついて来た。
俺はrtに同情し、
彼の背中をポンポンと優しく叩いた。
rtは俺をギュッと強く抱き締める。
心が厚く曇っていく。
あちらは本気で付き合ってるのだから当たり前…
そう思うのに目に涙が溜まった。
あいつらが恋人としてしていることをすればrtを好きになるのかな? そうすればこの想いが辛さがなくなるのかな?
今近くで起こっているとなるとより辛く、正しい判断が分からなくなってきていた。
「俺を抱くか?」
俺はそんなことを口にする。
この際どっちに転んでもいいと思った。
rtの動きがピタリと止まる。
俺は勢いで甘い誘いをつらつらと話した。
rt「うっしー…」
rtが手にぐっと力を入れたのがわかる。
暫しの静寂が訪れた後
rt「……ッごめん、うっしー」
「俺にはやっぱりそんなことはできない」 rtは苦しそうな声で断った。
心なしか顔もそっぽを向いているように感じる。
先程の行動の反省もあるのだろう。
us「フッ…w」
俺はrtの答えにどこか安堵していた。
us「良かったよレトルトがOK出さなくて」 「俺達に恋心なんて無いもんな」 「身体の関係なんて必要ない」 「俺らは互いに手を取り合える関係でいい。」
俺はrtにお互いの関係について諭すように優しく、 自分に言い聞かせるように話す。
もう道を踏み外そうとしないように
rt「俺っ…もう自分に嘘ついてうっしーと付き合ってるの辛い。」
「本当はあの時乱入してガッチさん襲いたかった!」
rtも安堵し、タガが外れたのかまた泣きながら本音をさらけ出し始めた。
us「っはw…それ、俺に言うかよ……」
「……俺だってキヨと付き合いたかった…」
俺も涙を流してそれに乗る。
俺達は腹を割って自分の想いを全てさらけ出した。
rt「~だから!うっしーはガッチさんになれるわけない!!💢」 us「はあ?!💢それを言うならお前だってキヨにはなれねぇよ!💢」
それは段々怒りの口論に発展していく。
rt「~~っ!…!?っ!💢」 us「……!っ~~!…っ!💢」
俺達は限度無く酷い言葉になって言った。
us「~っ!だから!!💢」(ドンドンッ!
ふと、部屋のドアを叩く音がした。 その音で喧嘩が止まる。
ドンドンドンッ!! 音は更に大きく、部屋中に響いた。
俺達は今の状況を理解(思い出)し、サアーッと血の気が引いていく。
押し付け合いの末、俺がドアを開けに行く
ガチャ…
ドアにはkyとgtさんが居て
gtさんはkyの後ろでうつむいていた。
状況を察して俺はrtを振り返り、目で助けを求める。
rtは助けてくれそうに無かった。
これどうすればいいんだよ…!
気まずい空気の中、 最初に口を開いたのはkyだった。
ky「うっしー、お腹めくれてるよ」
us「えっ?」
俺の頭上で いつもより少し低音の声が聞こえる。
俺はお腹を確認すると kyの言う通り服が捲れてお腹が見えていた
先程、rtにされた時のものが直っていなかったのか。 俺は急いで服を直す。
us「っ//それで…なにk……」 ky「やっぱり、うっしーとレトさんって付き合ってるよね?」
俺の言葉を遮り、kyが話す。
us「えっ…?う…うん?」 俺は戸惑って濁った回答をした。
俺はkyの質問の意味が分からなかった。
付き合ってるのは伝えていたはず…
us「もしかして…内容聞こえてた…?」
もしそうならkyを好きだと言ったも同然。
この質問が来るのも筋が通ってしまう。
いや、でも…聞こえてるならわざわざ付き合ってるかなんて聞く必要ないし…
僅かな希望を見いだすも kyは躊躇いもなく「うん」と答えた。
その一言は俺の目の前を一気に暗くし、心を乱す。
us「ごめん…なさい」
パニックで言葉は”ごめん”としか発することができなくなった。 自然と涙が零れて頬を伝う。
us「ごめっ…俺…っ」
これ以上醜い姿は晒せない。 手で顔を隠し、影を落とす。
kyはガシッと俺の腕を掴んだ。
ky「俺、好きだようっしーのこと!!」
…は?
なに? 好き? You like me?
予想外の言葉に俺はフリーズする。
us「……っお前ッ…なに言ってるのか分かってンのか…!」
「からかうのはやめろ!」
「ッ俺に軽々しくそんな言葉を使うなよ…!」
ポロポロと涙を流しながら 俺はキッ…!とkyを睨んだ。
kyは構わず俺を引き寄せ、抱き締める。
(!?)
ky「ごめん泣かせるつもりはなかった…」 「俺はからかってない!」 「本気で言ってる!」
kyは俺の頬に流れる涙を手で掬う。
意味が分からない… 俺の心を乱して楽しんでいるのか? 相当悪趣味な奴だ こっちはこんなに我慢して耐えてきたのに
us「なに言ってんだッ!…お前ッは! ガッチさんの彼氏だろッ…!?」
言っていて辛くなる。
これは叶わない恋なんだから…
そう何度も自分に蓋をして我慢してきたんだ。
なのに!こんなこと言われたら期待して
余計に辛くなるだけなんだ…
感情的になった俺の耳にkyの優しい声が
聞こえた。
ky「それはgtさんとはもう話ついてる」 「gtさんも理解してる」
kyはgtさんに小声で何か言うと gtさんは頷いて、部屋へ入って行った。
us「は?どういうこと…」
kyは俺の手を引いて俺を部屋から連れ出していった。
ーーー~リビング~ーーー
俺は食卓の椅子に座らされる。
隣にkyが座った。
kyは神妙な面持ちをしている。
俺の話を聞いてほしい。そう言って俺を向かい合わせにさせた。
us「なんなんだよお前は!」
感情がうまく制御できなくて当たりが強くなってしまう。
kyは俺に落ち着く聞くよう言って
深く呼吸してから口を開いた。
ky「俺とガッチさんは今までお互いの利害関係が一致してたから付き合ってたの」
意外な切り出し方に固唾を飲む。
俺は次々に出てくる言葉に口を噤んで静聴するしかなかった。
ky「うっしー達が関係あるんだけど…」
「まず、1つ目が叶わない恋をどうにか消化させたい。っていうので」
「そしてそれを消化するには 互いに事情を知るものが良かった。っていうのが2つ目」
「そして3つ目は互いに好きになら(れ)ない関係を築けること。」
「この3つが最低条件で、それに全て当てはまるのがガッチさんだったから」
「俺たちは今まで付き合ってきたんだ」
…どういうことだ?
好き同士じゃなかったのか?
まるで俺達の関係を言っているようで当惑する。
kyは説明が終わったようで口を噤んだ。
kyはじっと俺を見る。
us「……わ、別れたの…?」
俺は戸惑いながら俺が話す番だと質問をした。
kyは首を縦に振った。
ky「うん。 」 「お互い必要なくなったからね」
必要ない…?
俺の頭に?ばかりが浮かぶ。
ky「言ったでしょ?」 「うっしー達に関係あるって」
確かにさっき聞いた覚えがある。
だからと言ってなんの関係があるのか
俺は全く検討もつかない。
俺は下を向いて考える。
kyはすーッと俺の顔をなぞった。
ビクッ…
ky「さっき言ったでしょ? 」 「俺、うっしーが好きだよって」 us「?言ってたけど…… 」 俺はkyを見る。
どこか嬉しそうなkyの顔を見て気づく。
顔が熱い。
ky「分かった?//」
「俺ら同じことしてたんだぜ?w」
「gtさんも俺と同じ…多分rtさんもでしょ?w」
kyはいたずらっ子のような笑みで嬉しそうに言った。
kyは今度は自信に溢れる顔で真剣に言う。
ky「だからうっしー、俺と付き合ってください!」
us「ごめん」
ky「やっt!え…?え?!なん!?」
us「まずはrtと別れないと無理」
ky 「っ…たしかに…言い返せないわ…」
us「フフッ…w」
ky「っじゃあ!別れたらもう一回言ってやる!」 「だから、絶対別れてね!?」
俺は目に涙を浮かべ、笑って「うん」と返した。
別れることがお互いのためになって こんなに嬉しいことがあるのか
きっとお互い嬉しそうに別れを告げるだろう。そう思いながら。 立ち上がった。
俺はニコッと笑い、 別れを告げるため寝室へ向かう。
rt 「うっしー」
us 「レトルト」
「「別れよう」」
~fin~
コメント
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かわよ過ぎて言葉が出てこないね…なんて尊い作品なんだ…涙ほろりしちゃうわよ…
幸せなら OKです てかこういうの関係分かんなくなるけどなんかわかった!(?)