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#近未来
鳳蓮荘
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スユキ
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あとがき
その1.長編小説:完璧ヒルズ:前編について
私作者は日本社会における闇の歴史とも向き合いつつも、生々しく ドロドロとした中身をどのように表現するか考える必要がありました。
それだけでなく、私は男性でありながらも女性作者特有の繊細な内面的描写をどのように取り入れていくか研究しました。
手の細かい動きや五感を意識した文章等です。
私は絵を描くのを苦手としており、漫画家志望ではございません。ですが、内面や背景を深掘りすることで勧善懲悪な物語にしたくない思いがあるからです。
※回想シーンに出てきた女性の毒島はじめという名前の毒島は、一般的に「ぶすじま」と読まれることがありますが、この作品では「どくしま」と読みます。これは、読者の方々が不快な思いをしないように、私作者が意図して設定したものです。
その2.旧優生保護法(※現在は母体保護法)と
強制不妊手術(※現在は廃止されており、禁止されている)について
私作者自身はただ歴史や文化にこだわっている訳ではなく当時日本の福祉における私作者が生まれる前の闇制度にどのように向き合うか考えました。
ただのその特定の法律用語だけを目に通すのではなく、自分がもしその時代に実際に生まれ、その制度に苦しめられて生きづらかったらどのような生きづらい気持ちを抱えていたのか考えました。
当事者でない私がどのように投影していくか非常に難しい決断でもありましたが、自分の内面と照らし合わせようと試みました。
つまり、過去の歴史の勉強とは自分の背景や気持ちと深く向き合うための材料でもあることです。そうすることで**『本質』**とは何かを理解できるのではないかと思いました。
ですから読者を不快にさせたいわけではなく、この社会の歪みと人間の業の本質を一緒に見つめてほしい思いで書きました。
その3.作中での同窓会描写について
作者が生まれる前の1991年の同窓会を表現するにあたって、バブル崩壊初期であることを知った上で描写しました。
それから輩たちが発言している不適切な言葉は当時は今の時代より同調圧力が強く、保守的かつ閉鎖的なイメージを反映させるために書きました。SNSをしたことすらない私Z世代の作者が脳内でイメージした妄想を投影したとも言えますから。
しかも2008年の同窓会での復讐劇としても活用させていただきました。
あと私作者自身は成人式や同窓会に行った経験はございません。
小中学校の同窓会に行きたくない想いも相まって、この回想シーンを書きました。
なぜなら小中学校の同窓会は当時の地元特有のノリやカースト雰囲気の空気や閉鎖的で歪なイメージであるからです。それもあってマウント大会や相手の過去の黒歴史発言が頻繁に行われることで、承認欲求を満たしていく場があると悟って行くのを断念しました。
それだけではありません。私作者が当時20歳の時成人式や小中学校の同窓会はの口コミを見た時に感じたことがあります。
世界史で言う異端審問、日本史で言う踏絵みたいな閉鎖的な空気感なのでは思ったことも行かない動機です。
しかも当時の私は今の自分に自信がなく、惨めな想いをすると感じたこともあり、それも私にとっては行かなかった要因だと思っています。
私は自分自身のことを「はみ出し者や除け者」だとそう自覚しつつ、周りに排除されると言う危機感を抱いたことも行かなかった要因の一つです。
今回のバーナム・いおりの回想シーンに出てきた東京フリーク区の成人式も、実は私男性作者の理想の成人式を掲げたい思いで作りました。
1990年代の成人式と言うこともあり、当時はまだスマートフォンやガラケーが普及する前の時代だと知りました。そうした上で当時の携帯電話は何が普及されていたのか、当時の流行な曲は何かを敬意を払って調べるように試みました。
その4.作者の分身について
今作に出てきたバーナム・いおりと言う男性キャラクターは、実は私男性作者の分身なのです。
その5.正義とは
私は善悪を白黒はっきりつけるような勧善懲悪が好きではありません。
なぜなら**『正義の反対は悪ではなく別の正義』**だという自覚を持たないと、多角的な視点を持つことができないと考えているからです。
正義の本質とは自分の信念にあるのではないかと考えています。
ですが、一歩間違えると自分が正義だと思っていたとしても、相手からすれば悪だとみなされてしまうという負の側面があるからです。
なので、正義について研究するために過去の歴史を勉強するだけでなく、他の作品でも主人公と悪役の正義とは表裏一体だと考えました。
それこそ正義の反対は別の正義ではないのかと言及しています。
読者の皆様にお伝えいたします。
この小説を通して、歴史を学ぶことは自分の内面、背景とどのように向き合って人に寄り添っていくか一緒に考えてみませんか?
正解なんてありません。人それぞれ育った環境や価値観は全く異なる十人十色ですから。
完璧ヒルズ後編を是非お楽しみください。
今作の主人公の完璧完全神を悪役にし、悪役だった前藤欐矢華を主人公にします。
時系列を同じにしつつも視点の違う物語にしようと試みています。
コメント
9件
うわあ…第18話のあとがき、すごく深いですね。 黒屋さんの作品への向き合い方が本当に真摯で、心に刺さりました。 「正義の反対は別の正義」っていう考え方、すごく共感します。歴史と自分の内面を重ねて物語を紡ぐって、簡単じゃないと思うんです。それに、ご自身の経験や想いも投影しながら書いてるんだなって伝わってきて、作品をもっと好きになりました。 続きの後編、主人公が入れ替わるっていうのもめちゃくちゃ気になります…!楽しみにしてますね🌙