僕のクラスには不登校の子が居る。
僕は、不登校なんて家で楽してるだけなんだって、ズルしてるんだって思ってた。
だからその子のことが嫌いだった。
なのに僕はその子に毎日連絡帳を届けなくちゃいけなかったんだ。
ある日、その子の連絡帳に落書きをしてやろうと思って連絡帳を開くと、
「今日も寝ていました」って書いてあった。だから僕は、「調子はどうですか? 」
って返事したんだ。この子は病気なんだってわかったから。
それから毎日返事をして、その子の家に届けていたんだ。
そして毎日、いつか一緒に外で遊ぶ
約束をしていた。
いつものようにその子に届けにいく
と、その子のお母さんが泣きながら、
このノートは君に受け取ってほしい
ってさ
馬鹿な僕でもわかった。その子は…
家に帰って涙が枯れるほど泣いた。
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