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不良でも不器用な恋なら

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不良でも不器用な恋なら

4 - 俺の大事な....

♥

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2025年10月18日

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今日は、いつもより帰りが遅くなった。

補習が長引いて、校門を出たときにはもう空が朱に染まっていて 俺は、鞄を肩にかけながら、ゆっくりと帰路を歩いていた。



ふと、背後に視線を感じた。振り返ると、数人の男子が後ろをつけてきていた。


お..猫宮くんの、お気に入りくんじゃん

お前って、意外とチョロいよな?あんなやつに気持ち動かされるなんてさ


声とともに、体が壁際に追いやられる。


『な、なに…?』


ちょっと話そうぜ。別に何するってわけじゃねぇけど。な?


ひとりが俺の腕を掴む。もうひとりが、にやつきながら制服の襟元を引き寄せる。


ほら、猫宮に夢中なら、あいつの仲間だった俺らとも仲良くしてくれよ


悪質な冗談。けれど、体がすくむ。

冷たい汗が背中を伝い、逃げようとしても力が入らない。


『や、やめて…っ』


俺の声は震えていたが、男たちは笑うだけだった。


そんな声出されたら、余計に興奮するわ

大丈夫、ちょっと触るだけだって


一人が俺の制服の裾に手をかけ、シャツの中に指先を滑り込ませる

抵抗する腕を掴まれ、壁に押し付けられる。

息が詰まる。首元にふれてくる指先に、ゾッとするほどの寒気が走る。


ほら、猫宮に抱かれる前に、俺らが先に触ってやるよ

どうせそのうち捨てられるんだしさ!


言葉が刃物のように突き刺さる。

恐怖で体がうまく動かない。足も、声も、冷え切ったように言うことをきかない。


そのときだった⸺


「おい、何やってるんや?」


「俺の大事なもんに、触れんなって前言ったよな?」


怒鳴り声が響いた。

まろだった。制服のボタンも留めたまま、走ってくる姿が見えた。



「大丈夫か、ないこ!」



『う、うん…ありがとう』



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