テラーノベル
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それから3か月後、学園祭が始まった。
場所は体育館にて
アンアン「頑張って、ツェリン!!」
そう言ってツェリンは舞台に上がるのだった。
そして潮楽みりみとソー・ハインという日本人男性と在日ミャンマー人女性(バマー族がルーツ)の従姉弟コンビとツェリン・ドルマとアーリアン・シャルマというチベット族とバーラト人が踊る『バーラト映画のRのNダンス』を踊る準備をしていた。
そしてステージに立った4人が激しく踊るのだった。
会場は盛り上がり、みりみとアーリアンが「踊りたいやつは一緒にこっちに来て踊れ!!」と。
Tとアンアン、アミナグリ、陽理、ミン、他の踊りたい生徒たち全員一緒に脚を振ってナートゥダンスを踊るのだった。
ステージの後ろにある観客席にて
クマールの心の声「私はアーリアンと同じバーラト人ですが、この踊りには興味ありませんね。アーリアン・シャルマ…北バーラトのニューデリー出身か…ドラヴィダ系の私と違ってアーリヤ系。しかもクリシュナ様の血を引いているミュータントだとは」と数珠を持ち、合掌しながら目を瞑っていた。
クロブ「アンタは踊らなくていいんですか、ムラクモさん?」
ムラクモ「はい。この踊りは激しいですが興味ありませんから。踊りたい人は踊ればいいんですから。あなたは1年生のアンアンさんの同級生の晴井クロブさん。転校生ですよね?」
クロブ「ええ、そうです。今ではあのお人好しの頼りねぇバカとは親友関係ですよ。」
クロブの心の声「T先輩は俺の憧れだ…あいつは地味でバカだけど俺がここ、東京フリーク区へ移住したのはアンタに会いにいくためです。それから岐阜へ行ってきたこのキーホルダーを彼に渡してぇ…あいつは俺と同じ江戸川中学出身…」とピンク色のサルボボという守り神を右手に取り、見つめるのだった。
クロブ「そう言えばアンタはガキの頃からずっとフリーク区にいる住人ですか?」
ムラクモ「ええ、そうです。ただ一度だけノーミー世界に出たことがありますね。」
クロブ「ふぅん….もしアンタがノーミーの学校に行ってたら『あいつ見た目が韓国人の若手俳優にそっくり』だって言われてたかもしれませんよ?」
ムラクモ「そうですか…ですが、あまり気にしてはいませんね。言っときますが、私は純日本人男性なのですがね。個性というのは自分で見つけるものですから…なぜそう思うんですか?」
クロブ「実は俺は前の学校でこの見た目のせいでアラブ人だの石油王と言ったあだ名をつけられていましたからね。だからそんなクソみてぇな場所が嫌でここへ来ましたから。純日本人なのにハーフだと間違われる悩みってやつですよ…」
こうして和気藹々と盛り上がっていた。
司会者「次は陽理さん、アミナグリさん、ミンさん、カイさんによる『BP』の『BOOMBAYAH』の日本語バージョンです!!ぜひご覧ください!!」
そのように4人がテンションを爆発させ、爆音が響きながら踊り出していた。
ステージの客席にて
クロブが『……へぇ、あいつらマジでやってるじゃねぇか』と不敵に笑い、アンアンが『アミナグリさん、かっこいい……!』と目を輝かせていた。
ハクラン「やっと踊り出したな、陽理は。」
カラス「ええ、そうね。」
ハクラン「次は私とお前のダンスだぞ、カラス。心得ているな」
カラス「うん。」
景部ケイド「よく激しく踊りやがってよぉ、アンアン!!大したもんだぜ、この野郎!!」とファンキーなノリで1年生の副代表のケイドがアンアンの頭をグリグリするのだった。
アンアン「ちょっと…!」と微笑んでいた。
クロブ「よくやったじゃねぇかよ、みりみ。」
みりみ「ありがとさん…疲れたぁ本当に」
ムラクモ「Tさん…ダンスに自信ありますか?緊張してるようですが…」
T「緊張してるに決まってるじゃないですか?!!緊張しててウズウズしてる気分ですよ、本当に!」
司会者「次はカラスさんとハクランさんによる『V』の『風神』です。自分の心と向き合ってお互いに寄り添い、信頼し合える曲になっていますので、みなさんも深く考えてご覧ください!!」
そのようにカラスとハクランは周りから向ける女王様としてのラベルに対して反骨精神を持ちながらしなやかに踊り出した。
ステージの客席にて
陽理「やるじゃん、2人とも。私たち3人は『女王様』っていうラベルで見られてるけど、私たち3人だってこんなにパンクな一面ぐらいあるんだよ!!」
アミナグリ「やっぱり、2人は最強過ぎる!!」
サイハンザヤ「次は私たち2人の出番だぞ、デニズ?」
デニズ「大丈夫ですよ、サイハンザヤさん。」と黒縁メガネを「クイッ..」と右手で上げるのだった。
ハイン「フフッ。変わらないわね、ハクランは?」と無邪気な笑顔で話しかけるのだった。
T「ハインさん…」
ハイン「元気にしてるじゃない、T?それにしても今のあなたは**『コー』**にそっくりね。」
T「コーって何ですか?」
ハイン「ミャンマー語で『お兄さん』を意味してるの。私のお兄さん、イェ・ウェイのバカな言動があなたにそっくり過ぎて笑えるのよ…フフッ」
T「確かにいい人そうですけど、まさか普段からしばいたりしてるんですか?」と怯えながら話した。
ハイン「当たり前でしょ?私に無理矢理キスしたり抱きついてくるからそれが気に入らないのよ。だからデコピンで吹っ飛ばすんだけどね。前に話したと思うけど、私は料理が苦手だからコーに助けられてるって訳」
ハインの心の声「兄はいつもいつも本当に情けないしバカ….バカで子供っぽいし甘えん坊だけど根は優しくて温かいわね。」と少し微笑んでいた。
ハインの回想シーン(実家の1階にあるミャンマー人のラテン料理店にて。イェ・ウェイ(当時21歳)が『ハイン!!』と叫んでハイン(当時16歳)の背中を「スッ!!」と抱きついて、頭でスリスリと擦り合わせて甘えるだった。まさの**ラテンパッション**を出していた。
ウェイ『俺今日頑張って料理して店を大繁盛させたから、抱っこしてくれよぉぉぉぉぉ!!
俺にとって最高に可愛いし、美人な妹ソー・ハイン!』と言ってハインの肩に『チュッ!チュッ!』と2回キスをするのだった。
ハイン『やめて、バカコー。離さないと本気で殺すわよ?』
ウェイ『別にいいじゃねぇかよ?俺がいなかったらこの店どうなってたの?だから抱きつくぐらいしたっていいっていいだろ、なぁ?頼むよー!!』
ハイン『しつこいわね、わかったわ。今からアンタを本気で殺すけどいい?』と殺気がこもった雰囲気で兄を牽制するのだった。
ウェイがビビって怖くなって『ヒィィィィィ!!ご…ご…ごめんなさぁぁぁぁぁい!!』と。そう言って実家の階段へ『ドンドン!』と足音を鳴らして2階へ上がるのだった。
ウェイ『ハインのこの毒舌最高にうれぴー!!』と鼻血を出しながらも大きな声で叫んでいた)
みりみ「そうなんですよ!!だから彼女の実家の『ミャンマー人のラテン料理店 〜グアダルーペの聖母に捧ぐジビエ〜』っていう店が繁盛してるんですよ!!まあ料理はハインの兄がしてるんですけどってあなた誰ですか?!」
T「Tと申します。」
Tの心の声「やっぱ私は影が薄いんですか…」
ハイン「アンタは黙ってなさい、みりみ。」と従弟のみりみを牽制していた。
みりみ「ヒィィィィィィィ!!!!」とハインのこの殺気の籠ったオーラに圧倒されるのだった。
ハイン「紹介するわね。私の従弟でミャンマー人と日本人のハーフの潮楽みりみっていうの。Tより一つ年下なの」
ムラクモ「ハインさんは只者じゃないですね、本当に」
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#人間ドラマ
コメント
1件
ああ、第21話読み終えました!ハインさんの過去話、めちゃくちゃ面白かったです。特にイェ・ウェイお兄さんの「最高にうれぴー!」って鼻血出しながら叫ぶシーン、もう完全にバカで可愛くて笑っちゃいました。でもハインさんの「本気で♡♡♡」って殺気と、その裏にある「根は優しい」っていう心の声のギャップがたまらないですね。みりみちゃんの登場も新鮮で、また賑やかになりそうな予感がします!