「君枝!?」
病室に飛び込むと、妻の君枝はベッドの上で力なく笑った。
「大したことないわよ」と。
でも、頭に包帯を巻いている。
「事故に巻き込まれたって」
「それが美久と買い物に行って、その途中で車に…」
「どうしたんだ?」
「うん…誰かに背中を押されたのよ」
「誰かって誰に?」
「分からない。でも気のせいかも」
君枝が顔を曇らせる。
「それで、美久はどこに…?」
「あっ、パパ!」
「美久、大丈夫だったか?」
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