すたーと!
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sho side
正直許せなかった。
A国は滅んだとはいえ、今にもそいつらを○してやりたい気分だった。
それだけ、俺の彼女…ロボロを傷つけられたのが嫌だった。
sn「…その様子だと、シャオロンは平気そうだね」
『ん?』
怒りで気づかなかったけど、ロボロは途中からずっと俺の手を握ってるようだった。
sn「俺の診察結果を言うね…」
「ロボロは敵軍との事があったから、中度の男性恐怖症、軽度の対人恐怖症を発症してる。」
「他の…ゾムとかに対してはどうか分からないけど、シャオロンとなら大丈夫そう、だから」
「とりあえず約1ヶ月間、ロボロの身体の治療と精神面の療養兼ねて、シャオロン、ロボロと2人部屋で過ごしてくれない?」
『ロボロ…と2人部屋?』
sn「うん、グルッペン達にはもう許可は取ってあって、2人部屋も用意してもらってる。」
「俺は他の人の怪我の様子も見たりしないといけないから、俺の代わりに、ロボロの傍にいてほしいんだ」
『ロボロは…いいん?俺で…』
ロボロに目線を向ける。
ロボロは少し顔を赤らめながら、頷いた。
sn「じゃあ、決まりだね」
「とりあえず、シャオロン、まずはロボロをお風呂にいれてあげよう。」
「ロボロは、大丈夫?」
rbr「…大丈夫、やで。シャオロンは何もしてこーへん…って分かってるから、」
『じゃあ、とりあえず行こーや』
sn「気分悪くなったらすぐにあがるんだよ?」
rbr「ん」
風呂に入っててもお互い何も喋らなかった。
でも、俺はそれでもよかった。
ロボロが隣にいるってだけで嬉しくて嬉しくて…
だから、ロボロの身体に沢山の痣や切り傷などが見えると、やっぱり自分を○したくなった。
自分の非力さを恨んだ。どうしてもっと守る事が出来なかったのか…あの時一瞬でも守れていたらロボロはこんな事にならなかった。
俺がもっと周りを見ていたら…俺がもっと強かったら…俺がもっと行動出来るやつだったら…
そんな事が俺の脳内を駆け巡る。
rbr「…シャオ、ロン…」
『ん?どうし__』
俺が返事をするまでに、ロボロは俺の頬に優しく手を置いた。
rbr「…どうしたん、?」
そう言いながらロボロは優しく俺の涙を拭く。
…え?涙???
俺はいつの間にか泣いていたらしい。
でも俺の涙は止まることを知らない。
どんどんどんどん溢れていく。
『ッ…..んっ、ロボロぉ…..グズッ』ポロポロポロポロ
ロボロは慌てている。
でも俺は構わず続けた。
『ほんまにっ…ごめ…ごめんなぁっ…俺、ロボロを助けることもッッ…グズッ支えてやる事…もっ!出来んくて…..フッ…こんなん…ッッ彼氏、失格で…』ポロポロポロポロ
ほんとに、ほんとにごめんなさい。
ただただずっと謝り続けた。
rbr「だ、大丈夫や、大丈夫やで…シャオロン」
「俺はっ…またこうして、シャオロンと一緒に…いれるだけで、嬉しいねん」
「や、やから…そんなっ…」
涙目になりながらも俺を抱きしめ、そう言う。
それが尚更心に刺さり、更衣室で、2人で抱きしめ合いながら泣きあった…
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大丈夫かな、この作品
コメント
9件
あれっ?ヤバいお墓用意してくださぁーい!誰かぁー!え、?もう!大好き()愛してる()
大好きです()