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前回のあらすじ…

俺は平凡へいぼんな中学生『切崎 雷雨きりさき らいう』。俺はとあるアプリをインストールしたせいで、突然とつぜん知らない異世界に飛ばされてしまった。そこでなぞの変な少年と、イケメンなおさななじみと、仲間だと名乗なのるウサギと出会った。そして俺はなぜかこの世界のヒーロー…というか…英雄になってしまった…。俺の人生はこれからどうなるんだぁぁぁ!?





学生寮がくせいりょう


イツキと再会し、英雄ブレイヴになってしまった俺は、行くてがなく途方とほうれていた。だけどイツキがどうにかしてくれて、りょうの部屋に住めるようになるわりに、転入試験を受けなくてはならなくなった…。(転入試験嫌だぁぁぁぁぁぁ…。)


【ライウ】「ていうかイツキたちみたいな…ここの人達って…もしかして現実世界の記憶がないのかな…。イツキは普通にここの学校にかよってるし…あれはイツキであって…イツキじゃないのか…?ねぇ…ハピ…。」


【ハピ】「なに〜?ライウ〜!」


【ライウ】「ここの人達って…現実世界で生きてた頃の記憶ってないの?」


【ハピ】「あー…それに関しては多分…記憶自体が消されてるんだラビ…。」


【ライウ】「えっ…消されてる…?」


【ハピ】「そうなんだラビ!この世界はネビュラっていうやつ仮想かそう世界なんだラビ!だからネビュラからの影響えいきょうが消えないかぎり…思い出すことは無理だと思うラビ…。」


【ライウ】「そうなんだ…。」


【ハピ】「でも僕の知り合いだと…今の現実世界は最悪な状況らしくて…この世界でもし命をてたとして…元の世界にもどれたとしても…文明だけが残されているだけで…人類はほろんでいるかもしれないんだって…。」


【ライウ】「なるほど…。みんなここに呼ばれて…この世界の住人として転生してしまってるわけだから…現実世界には人がほぼいない状態なんだ…。」


【ハピ】「そうなんだラビ…。だからライウの力でどうにかするしかないラビ!」


【ライウ】「あれ?でもさ…俺に力をあたえてくれた少年って…もしかしてネビュラっていう可能性も…。だとしたら…なんで…?」


【ハピ】「それについては分からないラビ…。ネビュラ様について…しっかり知ってる人を見つけないと…。」



【イツキ】「ねぇ…その話…どういうこと…?」


【ライウ】「あっ…。ヤベッ…!イツキ!これはその…!」(マズイ…このままじゃ…俺の正体が…!)


【イツキ】「やっぱり…ネビュラ様ってホントにいるの…?」


【ライウ】「えっ…?イツキも知ってるの!?」


【イツキ】「知ってるよ。この世界ではとても有名な神様の名前だよ。だけどほとんどの人は…あまり信仰しんこうしてない人も多いんだって。」


【ライウ】「そ…そうなんだ…。」


【イツキ】「やっぱりこの世界って…現実じゃないんだ…。元々生きてた俺らの世界じゃないんだ!」


【ライウ】「えっ…イツキ…記憶があるの!?」


【イツキ】「うん…。俺も記憶が消えかけてたんだと思う…。何も疑問ぎもんいだかずに…普通にごしてた…。だけどなんか…変な夢とか…別の人の記憶がざってきてるような感じがして…。」


【ライウ】「そっか…。でも別の人の記憶がざってるって…誰とざってるんだ?」



【リーパー】「それはイツキくんのその体自身だよ。」


【ライウ】「うわぁぁぁっ!?だれぇ!?」


【リーパー】「ごめんねぇ…。鏡の中から…ちょっと…失礼するよ…!」


【イツキ】「えっ…なんで鏡の中から人が出てきたの…?超能力…?ていうか不法侵入ふほうしんにゅう…。」


【リーパー】「あぁ…そうだよ…。てか不法侵入ふほうしんにゅうって言わないでくれ…。傷つくんだけど…。」


【ライウ】「いや…オマエが悪いんだろ。せめて透明人間にでもなって…ドアから入ってこいよ。」


【リーパー】「言い方ひどくない…?君たち…。」


【ハピ】「リーパーさん…!来てくれたんだ!」


【リーパー】「あっ…ハピ…ちゃんとこの子たちをみちびいてくれて…とても助かった…。ありがとう。」


【ライウ】「オマエら知り合いだったのかよ…。まさかコイツが…魂を元に戻してくれる人?」


【ハピ】「そうラビ!この人はリーパーさんだラビ!」


【リーパー】「挨拶あいさつするのが遅くなってしまってすまないね…。はじめまして…2人とも。僕はリーパー…よろしくね。」


【リーパー】「突然だけど…これから時間はあるかい?時間があるなら…この世界についてたくさん話したいと思っt…」


【ライウ】「いいからさっさと話せよ。不法侵入者ふほうしんにゅうしゃ。(辛辣しんらつ①)」


【イツキ】「そうだそうだ〜!話せ話せ〜!(辛辣しんらつ②)」


【リーパー】「思ったよりも口が悪いな…この子達…。」





【イツキ】「ていうか僕の体自身ってどういうこと…?」


【リーパー】「今のキミたちの体の中にはもう1つの存在がいるんだ。たとえばライウくんの場合…『ライウ』という存在でもあれば…今は『サンダー』という存在でもある。」


【ライウ】「ん〜?つまりどういうこと…?」


【リーパー】「簡単かんたんに言うと…ゲームをする時…かならず自分の代理となるキャラを作るだろ?だけどソイツは自分自身であり…自分ではない。今は自分の代理となるキャラに…君たちのたましいが実際にうつっているだけなんだ。」


【イツキ】「なるほど…。中身は自分だけど…体は自分じゃない…。元々空っぽだった体に…僕たちが乗りうつってる状態…みたいな感じか…。」


【リーパー】「そういうことだよ。もし体からたましいだけ出ていってしまった場合…強制的きょうせいてきに現実世界にもどされる。」


【ライウ】「うんじゃ…これはどうするんだよ…。」


俺はそう言いながら、この前戦った黒い怪物たちが落とした宝石をわたした。


【リーパー】「大丈夫だ。僕の施設しせつにあるシステムでどうにかなる…。」


【イツキ】「システム…?ていうか…やっぱりアレ…ライちゃんだったんだ…。」


【ライウ】「あっ…バレた…。まぁ…もうほぼバレてたようなモンだったし…いいかなって…。」


【リーパー】「こ〜ら…もっと警戒けいかいしなさい。」


【ライウ】「うっ…すみません…。」


【イツキ】「それで…あの怪物さんたちの命が…もどるってこと…?」


【リーパー】「そういうことだよ。ついてきて…ここからは鏡で移動しよう。」





研究施設けんきゅうしせつ


【ライウ】「おー…なんか思ったよりデカい施設しせつだなぁ…。」


【リーパー】「僕はネビュラ教に入ってはいるが…ネビュラのことを知るために入っているだけなんだ。だから…ここのことは秘密にしてくれ。」


【リーパー】「ここだよ。」


【イツキ】「これ…たくさん機械きかいの中に宝石が1個ずつ入ってる…。」


【リーパー】「ライウくん…手を…。」


【ライウ】「ん?片手かたて出せばいいの?」


【リーパー】「そうだよ。今の君ならできるはずだ。意識を集中して…能力を覚醒かくせいさせるんだ。」


【ライウ】「ん…?集中…?うわっ!?」


意識を手に集中させると、手から光があふれ出した。まぶしい…でもあたたかい…。


【イツキ】「あれ…?宝石の形が…!」


宝石が入った機械きかいに、光が入っていく。すると宝石が人の形にどんどん変わっていった。


【リーパー】「これで大丈夫だ。」


【ライウ】「これって…どういうこと…?俺は何をしたの…?」


【リーパー】「君の能力は電気だけじゃない…あらゆるものを創造そうぞうする能力を持っているんだ。今はその能力の使い方を教えただけだよ。」


【リーパー】「君がこの人たちの体を作ったんだ。」


【ライウ】「俺が…うっ…!?うぅぅぅぅぅぅぅ…。」


【イツキ】「ライちゃん!」


【リーパー】「っ…!?すまない…!負担ふたんをかけすぎた!この能力は使いすぎると…体に負担ふたんがかかってしまうタイプなのか…。」


【ライウ】「うぁっ…うっ…。あぶねぇ…ガチで…。」


【リーパー】「ダメだな…この状態じゃ…全員すくうことはできないな…。他にも方法を考えないと…。」


【ライウ】「あと…なんか…話さなきゃいけないこととか…あるんじゃねえの…?うっ…。」


【リーパー】「あぁ…そうだな…。君たちは元々もともといた世界のことを絶対に話すな。話してしまえば…これまで以上に目をつけられるだろう。」


【イツキ】「分かりました…。」


そしてしばらくすると、イツキのスマホが鳴り始めた。


【イツキ】「あれ?もしもし…?えっ!?また学校に!?うん…分かった…今すぐ向かう!」


【イツキ】「すみません…リーパーさん!」


【リーパー】「あぁ…行ってこい!あとこれも持っていけ!イツキくんなら使えるはずだ。」


【イツキ】「これって…。ありがとうございます!」





躑躅つつじ学園-


【イツキ】「うっ…あわわわわ…!?イデッ…!」


【ライウ】「イデェッ!?」


【イツキ】「ぐぇっ…!なんでこんなとこに…。」


【ライウ】「ワープさせる座標ざひょうミスってるってば…あのポンコツ死神野郎…。」


【イツキ】「というか…これどうやって変身すれば…?」


【ライウ】「とりあえずブレイヴチェンジって言って…本のくぼんでるところに入れればいいんだとよ。行くぞ…!」


【イツキ】「えぇぇぇっ!?いきなり!?」





-変身シーン-


【2人】「ブレイヴチェンジ!」


【ライウ】「『カムイイメル』…!」


【イツキ】「『シップウフウジン』!」


【2人】「レッツメイクオーバー!」


【ハピ】「2人ともレッツゴーだラビ〜!」


【2人】「やっぱりついてきてたのかよ!?」





【リーフ】「おー!って…あれ!?頭に耳えてる!?」


【サンダー】「耳4つじゃねえか!?」


【リーフ】「ホントだぁぁぁぁぁぁ!?」


【ハピ】「まずそこにおどろくのラビ…?」


【サンダー】「まぁ…とりあえず行くしかねえな…。ちなみに名前は?」


【リーフ】「うーん…リーフで!」


【サンダー】「相変あいかわらずセンスがいいなぁ…。」





【リーフ】「よいしょ…!ふっ…はぁっ…!体がかるぅぅい!わおぉぉぉん!ぐへぇっ…!?」


【サンダー】「おい!かべにぶつかってどうすんだ!」


【リーフ】「えへへ…ごめんごめん…。うおっ!?疾風しっぷうごとける!リーフィータイフーン!」


【怪物たち】「ウぅゥわぁァぁ…!?」


【サンダー】「追加でらっとけ。ライトニングライン!」


【怪物たち】「うぅウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…!?」


【サンダー】「あれ?てか…俺らわざとか出せてね?まだ戦えるようになったばかりなのに…。」


【リーフ】「あれ…?そういえばそうだね…?ていうか一直線に電撃はなつなんてカッケェじゃん!いいなぁ〜!」


【サンダー】「オマエの技はグルグルまわって…たくさんの敵をむのか…。」


【2人】(ん…?これ…組み合わせたらヤバいんじゃね…?やるか…!)



【サンダー】「行くぞ…!リーフ!」


【リーフ】「ドンと来ぉぉぉい!リーフィータイフーンと…!」


【サンダー】「ライトニングライン…で…!」


【2人】「ライトニングタイフーン!」



【リーパー】「すごいな…あの子たち…期待以上だ…。」(おたがいの技を合わせて…新しい技を作るとは…。あの子たちなら…できるかもしれない…。)





-ビルの上-


【サンダー】「これで全員倒したか?」


【リーフ】「どうやらどこにもいないみたいだね。」


【サンダー】「やったな。ほい…ハイタッチ。」


【リーフ】「…!うん!ハイタッチ!アンド〜…ギュー!」ギュッ


【サンダー】「うわぁぁぁっ!?くっつくなぁぁぁ!」


【リーフ】「えぇ〜…別にいいじゃん!サンダーのケチ!」


【サンダー】「はぁぁぁ…オマエみたいなヒーロー気質なヤツ大っ嫌い!決めた!俺…転入試験に合格して…オマエと同じ学校行って…オマエよりも頭良くなる!」


【リーフ】「えっ!?来る気になったの!?つたえたとき…嫌だって言ってたのに!」


【サンダー】「気が変わった…。行ってやるよ…躑躅つつじ学園。」


【リーフ】「や…やったぁぁぁぁぁぁ!ライちゃんと一緒に学校行けるんだぁぁぁぁぁぁ!」


【サンダー】「だからくっつくなぁ!はなれろ!」


【リーフ】「これからもよろしくねぇぇぇぇ!ライちゃん!」


【サンダー】「俺の話を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


こうしてイツキも英雄ブレイヴ『リーフ』として変身できるようになり、めでたく仲間がえたのだった。だけど…ちょっとコイツのテンション面倒めんどうだな…。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

30

ユーザー

うぉぉぉ…さいこぉぉ…ԅ( ¯ิ∀ ¯ิԅ)グヘヘヘ

ユーザー

ちなみに関係性的にはこういう感じ…。 ライウ➡︎イツキ『嫌いなはずなのに…なんか嫌いになれない』 ライウ⬅イツキ『ライちゃん大好き!尊敬!良い奴!守りたい!』 …っていう感じです。はい…2人とも尊いですね☆

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