TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

はは、悪いのは俺の方だったよ。あれから考えたんだけど、確かに君の気持ちを考えていなかった。軽はずみな発言で、傷つけちゃってごめんね。」


「………別に傷ついていませんけど。」


私が素っ気なく返すと、店長はムキになって身を乗り出してきた。


「いいや!!そんなことはないはずだ!!それで、気づいたんだ。俺は君のことを何も知らない。だから傷つけちゃうんだなぁって。だからさ、もっと知っていこうかなって思う。」


にこって笑って再びパソコンに向かう店長。


ああ、なるほど。だから最近、やたら話しかけてくるようになったのか。


……馬鹿みたい。知ってどうするの?他人なのに。私の心は少しも動かなかった。


私は、ふ、と嘲笑うように口元を緩める。


「そんなの、何の意味もないですよ。どうせもうすぐ辞めるんですし。それに…」


そこで、立ち上がって店長を真っ直ぐに睨み付ける。




「馴れ合いとか、大嫌いですから。」


「大嫌い」の部分を強調して言ってから、返答を待たずに事務所を出ていこうと扉を開ける。


ちょうどその時、同じレジ部の人がこっちに入ってくるのと鉢合わせる。


「あ、藤塚さん上がり?お疲れー。」


聞かれたかも、と一瞬顔が強張ったのを感じたが、そんな様子は全くない。


私は、さっきまでの態度を180度変えて、にっこりと人懐っこい笑顔を浮かべる。


「はいっ!!お先でーす!!店長も、お疲れ様でしたー!!」


間抜けに、口を開けたまま固まっている店長を置き去りにして、出ていく。


この作品はいかがでしたか?

5

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚