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それから私達は電車に乗って学校へと向かった。
入学式が終わり、クラス発表が行われた。私のクラスはどこだろう。配られたプリントから自分の名前を探す。見つけた。1年1組、桜木詩歩。あった、1年1組。絵麻はなんだろう。すると絵麻が自分の名前が載っているクラスのとこを見せてきた。「私、1年2組だったよ、詩歩ちゃんは?」その言葉を聞いて、絶望をしらしめられた。「1組…」声が小さくなってしまっていたが、絵麻はその言葉をしっかり聞き取っていた。「そっか。同じだったらよかったな」そう言いながら控えめに少し笑う絵麻に、申し訳なさが沸き上がる。ああ、なにしてんだ私。絵麻と離れたら終わりだよ。