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#お友達ください
#みこらん
ゆさぎ
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古びた倉庫。鉄の扉を閉めた瞬間、重い沈黙が落ちた。
🎼📢「……っ、ここなら……一旦は安全だ」
🎼🌸「ねぇ、いるま……血、出てる……!」
🎼📢「かすり傷だ。平気」
らんが震える手でいるまの腕を掴む。
袖をめくると、銃弾がかすめた傷が赤く滲んでいた。
それでもいるまは表情を変えない。
痛みに慣れすぎた男の目だった。
🎼🌸「そんな顔しないでよ……! 痛いなら、痛いって言って!」
🎼📢「……お前に、そんな顔させたくねぇんだよ」
そのとき――
いるまのポケットの無線が、突然ノイズを立てた。
📻《……よぉ、“元幹部”さんよ。まだ死んでなかったとはな》
🎼📢「……黒崎か」
📻《お前の恩人、覚えてるよな? “白”の兄貴分。今、俺のとこにいる》
🎼📢「……は?」
📻《選べ。お前がこっちに戻ってくれば、そいつは解放してやる。
けど……ガキ(らん)はその時点で消す。逆に、そいつを見捨てて逃げりゃ、お前の罪は一生消えねぇ》
ノイズ混じりの声が途切れ、無線は沈黙した。
倉庫の中に、心臓の鼓動だけが響く。
🎼🌸「……い、いるま……?」
いるまは何も言わなかった。
ただ、ゆっくりと銃を握りしめる。
指先が微かに震えているのを、らんは見逃さなかった。
🎼🌸「今の……恩人って……」
🎼📢「昔、俺を拾ってくれた人だ。
あの人がいなきゃ、俺はもうとっくに死んでた」
🎼🌸「……じゃあ、行くの?」
🎼📢「行けねぇよ」
🎼🌸「でも!」
🎼📢「俺が戻れば、お前が死ぬんだぞ」
🎼🌸「でも、その人も死んじゃう!」
らんの叫びに、いるまは顔を歪める。
拳銃を壁に叩きつけ、唇を噛みしめた。
🎼📢「わかってんだよ……わかってんだ……!」
涙をこらえるように、らんは彼の背中に手を伸ばす。
🎼🌸「……ねぇ、いるま」
🎼📢「……」
🎼🌸「あんたが人を救いたいって思えるの、
その優しさが、俺は好きなんだ」
🎼📢「……らん」
🎼🌸「だから……俺のことは気にしないで。
俺の命より、大切な人を助けて」
🎼📢「……バカ言うな」
🎼🌸「バカじゃないよ。
だって……俺、もう“生きたい”って思えるようになったの。
それは、あんたが教えてくれたから」
らんの瞳は、泣きながらもまっすぐだった。
いるまはその視線を受け止めきれず、
拳を握ったまま、俯いた。
🎼📢「……俺のせいで、また誰かが死ぬのかよ……」
🎼🌸「違う。
あんたは誰も見捨てたくないだけ。
それが“いるま”でしょ?」
その言葉に、彼の呼吸が止まる。
やがて、低く息を吐いた。
🎼📢「……ったく、どこまで優しいガキなんだよ」
🎼🌸「……ガキじゃない」
🎼📢「あぁ、そうだな」
いるまは笑いながら、銃を拾い上げた。
そして、らんの手を強く握る。
🎼📢「行くぞ」
🎼🌸「……えっ」
🎼📢「どっちも助ける。
俺が“マフィア”に戻るのは、全部終わらせるためだ。
誰も殺させねぇ」
🎼🌸「そんなの無茶だよ……!」
🎼📢「無茶でいい。
俺はそういう生き方しかできねぇんだ」
その目は、かつてらんが恐れた“殺し屋の目”じゃなかった。
誰かを守るための、まっすぐな光を宿していた。
🎼📢「約束しろ、らん。
どんなことがあっても、絶対に生きろ」
🎼🌸「……うん」
銃声が遠くで響いた。
倉庫の扉が開かれ、冷たい夜気が二人の頬を撫でる。
いるまは歩き出した。
その背中を、らんは震える手で見送ることしかできなかった。
🎼🌸(……お願い。無事で帰ってきて)
彼の姿が闇に消えていく瞬間、
らんの胸に芽生えた感情は――もう“恋”そのものだった。
コメント
1件
うわあ……第22話、めちゃくちゃ重いですね。選択を迫られるいるまの苦しさと、それを全部受け止めて「あなたの優しさが好き」と言うらんの強さ、心臓がぎゅっとなりました。特に「ガキじゃない」「ああそうだな」の一連のやり取り、あの距離感が一気に縮まる感じがたまらないです。黒崎の“白”の兄貴を人質にした脅しは本当に卑怯で、ここからどう二人で生き抜くのか……逃げ道が完全に塞がれた状態で、それでも「どっちも助ける」と言い切るいるまの目が、♡♡♡屋じゃなくて守る人の光になってるのが好きです。らんの胸に芽生えた感情が「恋そのもの」で終わる、その一文だけでこの話の全部が報われる気がしました。次、どうなるんでしょう……本当に気になります。