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生活してから数日…経ったのかな?
もう”一日”と言う概念を忘れてしまうぐらい変わらない日常である。
ここまで来ると、気が狂っているに違いない。
この二人もきっと…ね…
相変わらず眠たそうなシャドは目をこすりながら食糧を貪る。
アングレはその様子を見て”いつも通り”だと安心して食事をする。
シャド「…眠い」
アングレ「シャドさんはいつもそうですね~」
何気ない会話をしている二人。
アングレはこれが普通だと思っているみたい。
しかし、シャドは気づいている。
ずっとこの日常が続くのかと…
死ぬまでずっとこうなのか?いつも抱えている謎を抱えたまま死ぬのか?
そう悩んでいるけど、アングレが心配しちゃうかもしれないと怖がり実行まではいかなかった。
アングレは相手がちょっとした変化だとしても心配してしまうのを、シャドは薄っすらと気づいている。
シャド(…今日の夜、どこかに行ってみようかな?)
シャドはそう思った。
アングレが心配してしまうと分かった上で覚悟している。
シャド「貴方、もう疲れているでしょ?今日は休んだ方がいいんじゃない?」
アングレ「えっ?ワタクシに…?いえいえ!ワタクシは今夜もシャドさんを守りますよ!」
シャド(やっぱり…でもこれは想定内…)
シャドは心配するアングレにこう言う。
シャド「貴方ってそうやって寝るのを拒むよね…ほら、今日は私が守るから…恩を返したい…」
アングレ「…本当に…やるんですか?」
シャド「ええ…約束よ…」
アングレ「そう…ワタクシはシャドさんの事を信じますからね!」
内心心配していそうなアングレだが、意外とすんなりと認めて寝てくれた。
シャド(よし…これで行ける…)
シャドは外に出ていく。
とても寒い。
夜の散歩は、シャドにとって久しく感じる。
そして、真っ暗でほとんど見えない…
シャド「寒い…でも、こんな世紀末な世界でも…きっと別の建物があるはず…もし辿り着けて少し居座ったら戻ろうかしら…」
真っ暗な外を歩く…歩く…
1時間以上歩いた末に…やっと見つけた…
元々は研究所らしきところだった。
シャドは興味をそそられる。
シャド「…!」
シャドは机らしき物体に紙切れがある。
ボロボロだが、ある程度は読める。
読み進めていく…
すると、シャドはハッとする。
シャド「これって…!」
それは、この紙切れがある資料と言うことだ。
内容は…
“『人体植物』
私が見つけた新たな生物だ。
身長は人間よりも大きくて、少なくとも3mはある。
私はこの生物を捕獲し、研究をしてみた。
すると以下の事が分かった。
・頭が何かしらの花
・体は痩せ細っている
・人間のように三大欲求を持ち合わせている
・人間に対して興味津々
・食事は人間にとってあまりよくないものを摂取する
・寿命は長くとも30年
・最期が来ると枯れてしまう
・人間が離れてしまうとストレスを感じて体の所々から蔓が伸び始める
私が発見したこの生物はたったの五体で、三体は寿命で亡くなり、一体は寿命を迎える前に亡くなった。
もう一体は行方不明になった。
その花は、アングᝰ”
シャドは、アングレが最後の人体植物だと知る。
さらに「人間が離れてしまうとストレスを感じて体の所々から蔓が伸び始める」と言う項目を見て、顔が青くなる。
もしかしたら…と…