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・地雷さんさようなら
本人様に直接ご迷惑のかかる行為はおやめください。
⚔️「」🏢『』🥂✨〈〉🌞【】
今、何時だろう。スマホを手に取り、ロック画面を見た。
午前8時43分。
もうこんな時間か。
カーテンを閉めている所為か時間感覚が掴めなかった。
隣を見るとまだ寝ている加賀美さんがそこにいた。寝ているのに涙を流している。
「僕の所為かなぁ……」
そう思い、加賀美さんを膝枕した。
涙を拭って、髪の毛、目の下、頬、口へと手を走らせた。
『………ん……おはようございます』
「ハヤトさん、おはよう」
「ごめん、起こしちゃったね」
『いえいえ、もうそろそろ起きなきゃまずい時間でしょうし』
「…………」
「よかったね、目腫れなくて」
『それもそうなんですけど………』
『…あの、なんで私今膝枕されてるんですかね?』
少し戸惑った上、僕は口を開いた
「…ハヤトさん泣いてたから」
「……心配しちゃった」
『…そうだったんですね。すみません、ご心配をおかけしてしまって』
「謝らなくていいんだよ。そこはありがとうだろ」
『…ありがとうございます』
「そう、それ」
少し甘い時間を過ごした後、加賀美さんが口を開いた。
『刀也さん、指輪買いに行きません?』
「…………」
「…………………え?」
指輪ってあの結婚指輪?
僕は動揺して少し黙り込んで考えてしまった。
「……結婚指輪ってこと?」
『結婚出来たらいいんですけど出来ないじゃないですか』
『なのでシンプルにお揃いの指輪を買いに行こうかと………』
この人のことだから拍子抜けしたこと言うのかと思って色々考えたのに僕の予想は外れてしまった。
普通に『指輪を買いに』ってだけで結婚指輪を想像した僕が凄く恥ずかしくなってきた。
「行きます」
『ほんとですか⁈』
「10時にでも此処出よっか」
『わかりました』
着替えて、歯を磨いて、顔を洗って、髪の毛セットして………
チェックアウトを済ませ、僕たちはホテルを出たあとジュエリーショップへ向かった。
ハヤトさんに選んでもらった指輪は凄くカッコよくて、自分には到底買えない金額のものを買ってもらった。
「………んふふッ…ありがとうございます」
『収録の時も毎回付けてきてくださいね』
「2人して同じの付けてたらバレない?」
「まあ、流石に傷ついちゃうときは外すけど」
『…指輪貸してください』
「…え、あ、はい」
何がしたいんだ、この人は。
そう考えているとハヤトさんは跪き、僕の右手の薬指に指輪をはめた。
『今度買う時は左手で』
『その時まで私たち絶対一緒ですからね』
「…………うん……」
独占欲まみれで汚い貴方が大好きで目が離せない。
「独占欲まみれですね〜www?」
「指輪なんて、ねぇ?」
『…別にいいでしょ』
『そのまんまの意味なんだから……///』
実は僕も加賀美さんにプレゼントがある。
僕とお揃いのネックレス。
「はい、これ」
『え!いいんですか?』
少し屈めと手で合図して、ネックレスを付けてあげたと同時にキスしてやった。
『独占欲まみれじゃないですか、貴方もww』
「…いいんだよ、僕は。」
『理不尽だなぁwww』
午前7時45分。
休み明け、ROF-MAOの収録があるため、加賀美さんと一緒に楽屋へ向かった。
「『おはようございます』」
【おはようございます!】
〈おはよー〉
「アニコブいんじゃん」
〈もちさんも社長もおしゃれっすね〉
〈滅多に付けない指輪付けてんじゃん〉
『お二人とも今日は早いですね?』
ROF-MAO共通衣装の日は大体私服だ。
にしても流石加賀美さん。話を逸らすのが上手い。
いつもそうやって社員から逃れているのだろうか。
【この前、もちさんに早く来いって言われたから不破さん起こして一緒に来たんですよ】
「………ん?」
甲斐田くんの放った一言が何かに引っかかった気がした。
「不破さん起こしてって言った?家行って起こしに行ったの?家反対方向だよね?泊まったの?オフコラボもしてないよね?」
『剣持さん剣持さん剣持さん剣持さん剣持さん』
「ふわっち首元キスマ付いてるよ」
〈おい、晴ぅぅぁぁあああ‼︎〉
『誰とは言ってないのに自分で墓穴を掘っていきましたねww』
「前から少し想像はついてたけどやっぱくっついてたんだね」
【………ん?】
〈なんや甲斐田〉
甲斐田くんが何かを閃いたような素ぶりを見せた。
【もちさん、社長右手見せて】
【……同じ指輪にネックレス】
〈しかも、お互いのイニシャル彫ってあるんやな?〉
〈気付いてる?〉
〈社長、項噛まれてんで?〉
『………はッ……?///』
〈ビンゴっすね〉
【人のこと言えなくなっちゃいましたね〜www?】
【僕たちもまだマネさんに言ってないので一緒に行きましょっかwww】
〈ファンデ貸すから隠しに行くで?〉
『……さいっあく///』
「甲斐田くんのくせによく気付いたね」
【バレバレ過ぎるってww】
午後8時28分。
収録後の打ち上げにROF-MAOメンバー全員で居酒屋に行く事になった。
早く帰りたい。
なんせ今日は少し情報量の多い1日だった。
成人組は酒を煽って恋バナをしている様。
【もちさんたちっていつ付き合ったの?】
『…え”………』
「1年半くらい前かな。ROF-MAO1stライブ終わったその日」
『えッちょ、剣持さん⁈』
【経緯は?】
『甲斐田さッ、ちょっt』
「ライブ終わった後熱入り過ぎててステージ裏でキスした」
「ゆうて社長からだけどね」
『剣持さん、まッ、刀也さんッ、ちょっと///』
『ぉ、お酒飲んでないですよね⁈』
『ほんとに恥ずかしいんですけどッ!』
「逆にそっちは?」
『乗り気なのやめてくださいよ、もう…』
〈実は俺たちもその次の日に付き合ったんすよ〉
『え!マジですか』
加賀美さんも案外乗り気で、自分のことじゃなかったらこんなに目キラキラするんだ。と不思議に思いつつ、でも僕もそれは少し興味深い話だった。
〈ライブ終わった後高い焼肉食いに行ったじゃないすか〉
『行きましたけど…?』
〈俺たちめっちゃ酔ってそのまま家近い甲斐田ん家泊まったんすけど〉
「それで?どうしたの?」
【やばい、恥ずかしくなってきた】
〈宅飲みしたノリでそのままヤった〉
〈付き合ったのはその次の日〉
みんな酔っている所為か話がだんだんセンシティブになっていく。
『なんか、想像は出来てましたけどそのまま過ぎて………』
【もちさんたちはいつ初めてシたんですか?】
『え”ぇ“……それ聞きます?』
「付き合ったその日だけど……」
『ねぇ”ぇ“もう、刀也さん?』
〈【キャー剣持さんってば大胆♡】〉
「いや、………」
「最初に襲ってきたのは社長からだよ?」
〈【………え?】〉
「あれから攻めたり、攻められたりずっと。」
「そっちはどっちが攻めてるの?」
【僕ですけど………】
「……ふ〜ん…」
甲斐田くんたちのシてるとこも気になるしな……と思うと、僕の頭の中に妙案が浮かんだ。
「……わかった」
「4人でホテル行こう」
『〈【……は?】〉』
「すみませ〜ん、お会計お願いしま〜す」
「ほら、何突っ立ってんの。早く行くよ?」
『え、あ、はい。』
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