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〜後日談〜
「あ、リトとテツ来た」
ライの言葉に皆が視線を向けるとそこにはリトとイッテツが手を繋いでやって来ていた。
「みせつけてくれるやないの〜」
「ほんと可愛らしいぃぃ♡」
そんな2人をマナとウェンが幸せそうに2人を見つめているとカゲツが後ろに目をやる。
「あ、おおかみとほしるべも来たやん」
ほしるべは今皆に合うのは気まずいのか、ロウに引っ張られてやって来た。
「ちょ、小柳くんストップ…汗」
「なんだよ。大人しくしろ」
そしてずりずりと連れられリトとイッテツの隣へ並んだ。
「で、こっちの2人も幸せそうに結ばれたんやろ?♡」
昨日の放課後、結局ほしるべとロウが付き合うことになった事。そしてイッテツとほしるべの関係が正しくなった事など、大抵の事は みんなに共有されていた。
「聞かせろよ〜ロウきゅん!!」
そうしてウェンがニヤニヤしながら聞くと、いつも通り「ロウきゅんって呼ぶな」と返ってきた。
「で、どうなの笑」
ライは早く言えよと言わんばかりに4人を見つめた。
「俺とテツは変わらずラブラブだよなぁ?」
「え、あ、。うん!!汗」
握った手のひらを見せつけながらリトが自慢気にイッテツと目を合わせると、イッテツはぎこちなく同意した。
「何かイッテツ怪しいぞ、宇佐美の勘違いか?」
「え、嘘だろ??」
それからリトはチラリとほしるべの方を見た。
「でもまぁ…俺はまだるべのこと許してねーからな?」
冗談交じりにそう笑う。するとイッテツがすがさず講義した。
「あ!僕が言ったときは許すって言ってたのに!!」
「あれはテツしかいなかったからなー」
「どういうこと?!」
まぁ可愛い恋人が自分以外の人間と頻繁にキスなんてしていたから仕方がないだろう。他のみんなもそれはわかっているようだった。
「イッテツ…その……今まで本当にごめんなさい」
ほしるべも反省しているようで、申し訳なさそうにイッテツに謝罪の言葉を述べた。
慌ててそれをイッテツは否定する。
「いやいや!そんなことないよ!汗
それにるべくんとはこれからも仲良くしたいからさ」
それは紛れもなく本心で、それはほしるべにも伝わったようだった。そして、安心しているほしるべの腕をロウがギュッと引き寄せた。
「まぁ、もしほしるべがまたイッテツに何かしようとしたら今度こそ俺が止めてやるよ」
「もうしませんよ!………多分」
「…でも、まさかロウきゅんがるべしょうのこと好きだったとはね〜 」
よくほしるべとロウが一緒に行動している事は知っていたがそこに恋愛感情があるなんて誰も思っていないなかった。その上ロウから告白したとなればなおさら意外だ。
「ロウはるべのどこみて好きになったん? 」
マナがなんとなく聞くと何故かほしるべの方が顔を赤くした。
「ハハハッ笑ほしるべ照れてんのわかりやすすぎ笑」
ライが分かりやすく照れるほしるべを笑うとロウは意外にも質問にすんなりと答えた。
「一目惚れだよ」
「は、、はぁ?!///………そう、、だったんですか。ふーん…//」
ほしるべの顔が先程よりも赤く染まる。周りのみんなはニヤニヤと2人を眺めた。
「てことは入学したときからかぁ」
入学式の日に初めて出会ってそこで好きになったのだろうと思いリトがしみじみと言うとロウはそれをとても小さい声で否定した。
「いや…15年前からだよ」ボソ
「はぁ?!ちょっとそれどういうこと(や)?!」
どうやら聞き取られてしまったらしく皆が声を荒らげる。ほしるべはというと、自身の髪の毛をくしゃりとかき集めて赤くなった顔を必死に隠していた。
「まぁ別にいいだろ。それより宇佐美とイッテツ昨日2人で家で過ごしてただろ」
「…仲いいやん」
ロウがイッテツとリトに話題を置き換えた。カゲツはそんな話に仲がいいなと感想をもつた。けれどマナ達は違う。
「おい待てどういうことや」
「家で…2人っきり??」
「何も起きないはずもなくだよこれ〜!!」
どうやら家に2人きりなんて、そういう流れになるに決まっていると思っているらしい。
慌ててリトとイッテツは否定した。
「いやいや、ほんと僕ら何もなかったから!汗ただゲームしてただけだから!」
「そうそう。たしかに下心持って誘ったけど何もしてねぇから!!」
「ちょ、リトくん???」
ーそんなリトの本心がみえつつも、またいつも通りの日常に戻った4人だった
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ここからモチベーションの関係などで省いた説明(設定)になります。飛ばしてもらって大丈夫です💦
6人とも高校1年生(16)
はじめの関係
リト→→♡←←イッテツ
ほしるべ→→→🖤←イッテツ
ロウ→→♡ほしるべ
ライ→→♡マナ(自分に向けられた好意には鈍感)
⇊変化
ロウ→→♡←←ほしるべ
今回は時系列(細かい年齢)を考えるのが大変だったので◯であやふやにしてました。
ほしるべはイッテツより昔にロウの近くに住んでいた。
そこでロウはほしるべに一目惚れ。
そんな中、ほしるべが旅行帰りに両親と車で移動中事故に遭い運悪くほしるべが海に落ちてしまう。幸い救助されたが大怪我(右目損失)を負ってしまう。両親はその怪我を治すため西→東へ引っ越し病院で治療してもらう。
けれど事故の影響か分からないが何故か触手が生えてしまい、両親はその謎を解くため海外を転々と回っている。が、未だにわからない。
ロウは元々から狼の血を継いでいる家系に生まれ、ほしるべのことを守らないといけないと思っていたが、ほしるべが引っ越したのを知らされたのは病院から届いたほしるべからの手紙だった。(ほしるべ自身の体のことについても書かれていた)
そこからロウは何もできなかったが、高校に通うとき大きな高校を選び、そこでほしるべと再会。
あとライマナの描写も少しする予定でしたが結局無くなりました。
ロウがリトテツが家で2人っきりで居たことを知ってたのは、イッテツがその時リトと自撮りした写真を誤送信してしまったっていう理由があります。
と、こんな感じです。ほぼほしるべとロウの所がかけてなかったですね。ざっくりこんなことを考えてました。
もしかしたら他にも説明足らずの部分があるかもしれませんがこれで一応終わりになります。最後まで読んでくれた人ありがとうございました🙌