BANっ
BON!!!!!
大きな音が電話越しに響く。
「ッ…」
私とかっちゃんは顔を見合あわせ、
耳をすませる。
ジーニスト「あそこだ!!」
ケイゴ「あっ!!!やばいです…!!
間に合わなッ!!!!」
ガタッ
バンッ
エンデヴァー「ホークス!羽はまだ…っ!!!」
え?!何が起こってるの!?
『啓悟くん!?』
思わず叫ぶ。
でも次の瞬間
ケイゴ「死んじゃダメです!先輩!!!」
ドスッ
電話越しに誰かにぶつかる?音…
『え!?啓悟くん…!?!?』
と
「エンデヴァーさん!!やっぱり…
飛ぶの無理でしたァァァァァ!!!」
えっええええ〜〜〜〜!?
「おいおい、あのヘラ鳥大丈夫かよ!?」
『啓悟くん!!!!』
その時だった。
「ホークス!!!」
それは、出久くんの声だった。
カツキ「デクッ!?」
かっちゃんは電話をバッと持つ。
電話越しに
「本人の意志とは思えないタイミングで爆発しました!
ナガンはオール・フォー・ワンから個性を付与されていた!!
恐らくなにか仕掛けをされて…!!!」
カツキ「オール・フォー・ワン…!?」
『オール・フォー・ワン…!?』
私とかっちゃんは同時に言う。
と
「俺はホークス!あなたの…後釜だ!
オール・フォー・ワンなんかに唆されよってから!!
あなたの事は知ってる…
あの子と戦ったなら分かったはずだ!
放り投げるにはまだ時期尚早だったって!
知ってることを教えてください!
希望を次に繋いでください!
利用されて終わるな!あなたは!!
ヒーローレディナガンだろ!!」
啓悟くんが叫んでるのを電話越しに聞く____
私に、公安でしてきた事、
過去を
話してくれた時の事を思い出す____
それはとても辛そうで
俯きながら話す啓悟くんを本当に抱きしめたくなった。
けれど今____
違ったように思った。
電話越しの声だけれど。
辛く苦しそうな叫び声ではなくて
力強く、希望を信じきってるような____
電話越しに
「なァ…後輩くん…
私は心がもたなかった
君は…なんでそんな顔でいられる?」
レディナガン!?生きてる!?!?!?
かっちゃんとまた顔を見合わせる。
ケイゴ「支えてくれる人がいた…
こんな俺を愛してくれる人もいます…
俺!楽観的なんす」
啓悟くん…
そう思った時
ケイゴ「あっ、やばッ電話繋がったままでした
てへへへ
ごめんなさい…へへ
ごめんなさい美姫さんッ!
絶対絶対会いに行くんで!!
大好きです!!
じゃっ!」
プツッ
ピーピーピーピー
…
電話は切れてしまった。
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