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R-18『【パイパンH】VIOを剃ってもらうだけのはずが、ツルツルのまま抱かれました』~i×s~
side佐久間
最近の美容ブームというのは本当に凄まじいものがある。
テレビをつければ男性のスキンケアのCMが流れ雑誌を開けばメンズメイクの特集が組まれている時代だ。
アイドルという人前に立つ仕事をしている俺にとっても美容は決して無縁の話ではない。むしろ人一倍気を使っている自負すらある。
化粧水、乳液、美容液パック。
日々のケアは怠らないしカメラの前で少しでも良く映るための努力は惜しんでいないつもりだ。
だがそんな俺にもまだ足を踏み入れていない未知の領域があった。
それが「脱毛」である。
いや腕とか脚とかそういう見える部分の話ではない。
もっとこうデリケートな普段は衣服に隠されて決して日の目を見ることのないいわゆる「VIO」と呼ばれる領域の話だ。
最近周りのスタッフさんや共演者の中にも「実はやってるんだよね」とカミングアウトする人が増えてきた。
最初は「ええっ男がそこまでやるの!?」と驚いていた俺だが話を聞けば聞くほど衛生的で快適だというメリットばかりが耳に入ってくる。
特に夏場のライブや長時間の収録で汗をかいた時の不快感がなくなるというのは非常に魅力的なプレゼンだった。
それに万が一何かの間違いでグラビアの仕事が来て際どい衣装を着ることになったらどうする?
いやそんな仕事が来る予定は今のところ全くないが備えあれば憂いなしという言葉もある。
アイドルたるものいついかなる時も完璧な状態でスタンバイしておくべきではないか。
そんな謎のプロ意識とほんの少しの好奇心に背中を押され俺はついに都内にある有名なメンズ脱毛クリニックの門を叩いたのだった。
清潔感あふれる白を基調としたクリニックの待合室で俺は緊張でガチガチになっていた。問診票に記入する手が微かに震える。
やがて個室に案内され白衣を着た優しそうな男性カウンセラーと対面した。
丁寧に脱毛のメカニズムや毛周期についての説明を受け俺の決意はさらに固まった。
よしやるぞ。ツルツルの生まれたての姿に生まれ変わるのだ。
そう意気込んだ俺にカウンセラーはにこやかな笑顔でとんでもないミッションを言い渡したのだ。
「それでは次回の施術当日までにご自身で対象部位の毛をすべて剃毛してきてくださいね」
「……はい?」
俺は思わず間の抜けた声を漏らしてしまった。すべて?剃毛?ご自身で?頭の中でその言葉がぐるぐるとリフレインする。
「あ、あの……それってつまりその……全部自分で剃るってことですか?」
「はい、そうです。レーザーは黒い色素に反応しますので毛が残っていると火傷のリスクが高まってしまうんです。ですので根元からしっかりとツルツルの状態にしてきていただく必要があります。手の届かない背面などはこちらでお手伝いしますが前方のVラインやIラインはご自身での処理をお願いしております」
笑顔で告げられたその言葉は俺にとって死刑宣告にも等しかった。
いやいやいや、待ってくれ。
顔の髭を剃るのとは訳が違うのだ。
あんな複雑な地形をしていてしかも皮膚が薄くてデリケートな部分に鋭利な刃物を当てるというのか?
一歩間違えれば大惨事である。
俺の俺の大切な相棒が取り返しのつかない傷を負ってしまうかもしれないではないか。
もし手が滑ってザクッといってしまったら?
想像しただけで股間がヒュンと縮み上がるのを感じた。
しかしここで「やっぱりやめます」と引き返すのは男としてなんだか負けた気がする。
俺は引きつった笑顔で「わかりました、頑張ります」と答えクリニックを後にしたのだった。
そして現在。俺は自宅の風呂場で全裸で立ち尽くしていた。
手には薬局で買ってきたばかりの最新式5枚刃T字カミソリと肌に優しい敏感肌用のシェービングフォーム。
そしてまずは長さを整えるためのハサミ。
準備は万端だ。
しかしいざ実行に移そうとするととてつもない恐怖と困難が立ちはだかった。
まず見えない。
圧倒的に視界が悪いのだ。
自分のモノが邪魔をしてその下にある広大なジャングルおよび複雑な渓谷地帯が全く見えない。
洗面所から持ってきた手鏡を床に置きその上に跨るようにしてしゃがみ込んでみる。
なんだこのポーズ。
客観的に見たら完全に変質者である。
もし今誰かにこの姿を見られたら俺はアイドルを引退するどころか日本から出国しなければならないレベルの羞恥だ。
「よし……まずはハサミで短くカットだね……」
俺は自分を鼓舞するように呟きハサミを手に取った。
チョキチョキ。
風呂場に虚しく響くハサミの音。
切り落とされた黒い縮れ毛が白いタイルの上にハラハラと落ちていく。
なんだか自分の分身が削られていくような謎の喪失感がある。
しかしそんな感傷に浸っている余裕はない。
ハサミの先が肌に触れるたびに「ヒッ」と変な声が出る。
怖い。
とにかく怖い。
全神経を指先に集中させ少しずつ少しずつジャングルを開拓していく。
30分後。
なんとか全体を短く刈り込むことに成功した。
しかし本番はここからだ。
俺はシェービングフォームを手に取りこんもりとした泡を作ってそれをデリケートゾーンにたっぷりと塗りたくった。
まるで雪山のように真っ白になった俺の股間。
なんだかちょっと面白い絵面だが笑っている場合ではない。
いよいよ5枚刃カミソリの出番である。
「いくよ……俺の相棒ちょっと我慢してね……」
深呼吸をしてカミソリの刃を肌に当てる。ジョリッ。
鈍い音がして泡と一緒に毛が削ぎ落とされる。
おお、剃れてる。
しかし平らな部分はいいが問題は複雑なカーブを描く部分だ。
皮膚をピンと引っ張りながら剃らないと刃が引っかかって切れてしまうらしい。
俺は片手で皮膚を引っ張りもう片手でカミソリを動かすという高度なテクニックを要求されていた。
しかも鏡を見ながらの作業は左右が反転するため思った通りに手が動かない。「あ、あっそっちじゃない!!」「痛っ!今ちょっと引っかかった!」と一人で風呂場で大騒ぎである。足はプルプルと震え額からは滝のような汗が流れ落ちる。
エアコンの効いた部屋から風呂場に移動してきたというのにまるでサウナにいるかのような発汗量だ。
さらに最悪なことに剃り落とした毛がカミソリの刃の間に詰まりすぐに切れ味が悪くなる。その度にシャワーのお湯で洗い流さなければならないのだがそのお湯が泡を流してしまいまたフォームを塗り直すという無限ループに陥っていた。
「ダメだ……これ一生終わらないんじゃないかな……??」
心が折れそうになったその時だった。
『ピンポーン』
静寂に包まれた部屋に突然インターホンの音が鳴り響いた。
俺はビクゥッ!と肩を震わせ危うくカミソリで自分の太ももを切りつけるところだった。
「ひゃっ!?だ、誰だよこんな時間に!!」
時計を見ると夜の20時を回ったところだった。
宅配便の予定はない。
マネージャーからの連絡もなかったはずだ。
まさかこんな絶賛、股間工事中のタイミングで来客とは。
俺は慌ててシャワーを出し股間についている泡と毛を適当に洗い流した。
しかし焦っているせいでなかなか綺麗に落ちない。
ええい、とりあえず隠せばいい!
俺はバスタオルを腰に巻きつけ濡れた足でペタペタと脱衣所を飛び出しリビングのインターホンのモニターを確認した。
そこに映っていたのは黒いキャップを深く被りラフなパーカー姿で立つ見慣れた高身長の男だった。
「照!?」
続きは、pixivとnoteにて同タイトルで公開中です。
よかったらR-18『【パイパンH】VIOを剃ってもらうだけのはずが、ツルツルのまま抱かれました』で検索してみてください。
※最初から最後まで甘く、濃く、容赦なく。読み応えたっぷりのR-18作品となっております。
コメント
1件
わかるわー、VIOの自己処理って本当にハードル高いよね…!佐久間くんの「見えない」「怖い」「ポーズが完全に変質者」って心情描写がリアルすぎて笑ったわww 一人風呂場で四苦八苦してる様子が目に浮かぶし、最後にまさかの照登場で「えっここで!?」ってなった!続きめっちゃ気になる…!