貴方が気付くまで

夢

nmmn

┈

─登場人物─

「宝乃(ホノ)」

『rd』

(宮女)

【下女】

─

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

「はぁ……」

持っている洗濯物を床にゆっくりと置く

【ねぇ~ｯ！宝乃しってる！？】

「なんのこと？」

【ぇｯ！知らないの~？！】

【噂の事だよ~ｯ！！】

「噂、？」

【そうそう！】

【宦官にめ~っちゃ綺麗な男の人がいるんだって~】

「へぇ……」

【1回は会ってみたいよね~】

別にここで大人しく働くだけの

下女の私には当然会いたいと思うこともない

私は…。かな

【きゃっきゃっ】

そこらへんはその男の噂で持ち切りらしいな

ｶﾞﾀｯ

『ぁ。悪い』

「…ｯ大変申し訳ございません」

『いやいや。俺も前見とけばね？』

宦官か？

頭を下げてきたが…

「そ、そのようなことをされる

身分ではございません…」

『……そっか。俺ちょっと急いでるから』

『またね』

ｺﾂｯｺﾂｯ

はぁ。危機一髪だった

宦官とか皆あんな風に優しかったらいいのに

もしかしたら首跳ねられたかもしれない……

「ぅぅ……((ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」

【ぇｯ！あれって！噂の！】

「んぁ……？」、

顔をよく見てなかったが

彼は

【噂の宦官様！？】

噂の男だったらしい

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