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蒼詩視点
今日は休日なので、近くのカフェにでも行くとした。
俺は情報屋だが一般人のような雰囲気なため気付かれないことが多い。
そうのんびりと考えながらカフェに入る。
店員「いらっしゃいませ~」
窓側の席が空いてたのでそこに座った。
ココアとサンドイッチを注文し、椅子の背もたれに体を預ける。
5分程で料理が運ばれてくる。
店員に軽く会釈をしてココアを飲んだ。
長居しすぎてもあれなので、食べ終わったら店を出ることにした。
休日だからといって仕事が終わってる訳じゃないんだよな…
そんなことを考えてカフェのドアに向かう。
自分がドアを開ける前にカフェの外に居るらしい人がドアを開けた。
ドアを開けてくれた人がカフェに入ってくるタイミングで、その人と目が合う。
そのとたん俺達は固まった。
蒼詩「え…?」
そこには俺が居た。
いや、正確には俺と似ている人が居た。
似ているっていうか同一人物レベルだけどな…
らっだぁ「え、え…、、」
相手も動揺を隠せてないらしい。
蒼詩「……」
見間違いだ、俺はそう信じて帰ろうとする。
ガシッ
蒼詩「…!」
俺と似ているそいつが俺の腕を掴み、頭を左右に振る。
まあ、まだ帰れないよな…
蒼詩「とりあえず座って下さい」
蒼詩「ゆっくり話しましょう」
らっだぁ「…(コクリ)」
蒼詩「俺は五月雨 蒼詩です」
らっだぁ「…らっだぁです」
蒼詩「あ、敬語は外しましょうか」
らっだぁ「そうですね」
蒼詩「…え~っと、まずお互いに一番気になってることだと思うんだけど」
蒼詩「なんでこんなに似てるの…?」
らっだぁ「双子の兄弟とか居た記憶は無いんだけどな…」
蒼詩「双子か…」
蒼詩「でもごめん、俺には子供の頃の記憶が無くて」
蒼詩「双子の兄弟が居たかどうかわかんないんだ…」
らっだぁ「あー、なるほど」
らっだぁ「実は俺もちょっと昔の記憶無いんだよね」
蒼詩「え、そうなんだ」
らっだぁ「そうそう」
蒼詩&らっだぁ「うーん…」
蒼詩「まあ多分これ考えてわかることじゃないな…w」
らっだぁ「うん、確かにそうかもw」
蒼詩「ひとまず今日は解散するか」
らっだぁ「あ、その事なんだけど」
らっだぁ「俺の国来てよ」
蒼詩「え、いいの?」
らっだぁ「うん」
らっだぁ「それに仲間がどんな反応するか知りたいw」
蒼詩「良い性格してんなーw」
らっだぁ「でしょ?w」
蒼詩「…てか”俺の国”って?」
らっだぁ「あー、言ってなかったかも」
らっだぁ「俺一応国の総領だから」
蒼詩「…」
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今回はここまで
らっだぁさんと蒼詩さんはとても似ていますが、比較のためにイラスト載せておきますね
↓蒼詩さん
↓らっだぁさん
こんな感じです😃
ありがとうございました🍂