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#銀魂夢小説
AOTYA
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その日の夕方。
リサイクルショップ──
看板には 【地球 防衛 基地】とある。
ガラガラ_と扉が開き、銀時が顔を出した。
「邪魔したな」
それだけ言い残し、外へ出る。
背後からは子供たちの鳴き声。
頭上ではカラスが不吉に鳴り響き、オレンジ色の空がこのかぶき町を照らしていた。
ヒゲ眼鏡をかけた銀時は歩きながら独り言のように呟く。
「……ここもカラか」
「てっきり、売り飛ばされてると思ったんだがなァ」
カチャ、とヒゲ眼鏡を外す。
「金目当てじゃねぇってことは……」
「探し物ですかィ」
不意に正面から声がかかる。
そこには電柱に背中を預け、腕を組んだ沖田が立っていた。
「旦那」
銀時は一瞬だけ足を止め、頭を掻く。
「仕事だよ、仕事ォ」
「お前らとは関係ねぇからほっといてくれ」
「そいつはお忙しいところ失礼しやした」
すれ違いざま、沖田は軽く言う。
そのまま通り過ぎ──
……かけたところで、沖田が足を止めた。
「最近、ここいらでは辻斬りが流行っていやして」
その言葉に銀時の足も止まる。
少し驚いた顔をして振り返った。
沖田はいつもの口調のまま続ける。
「出会ったやつはみんな切られちまってるんですが」
「うちの隊で、唯一の生存者が出やして」
銀時の表情がわずかに変わる。
「……生存者?」
「ええ。まァ、見事に重症ですが…」
沖田は視線を逸らし、淡々と告げた。
「そいつが言うにはあの刀、刀と言うより 生き物みたいだったそうでさァ」
銀時の目がはっきりと見開かれた。
「……そ、そいつは……」
言いかけて言葉が止まる。
数秒の沈黙。
そして銀時は小さく息を吐いた。
「……さっきそこで聞いた」
夕暮れの風が、二人の間を通り抜ける
空には嫌な色の雲が広がっていた。
______________
——その頃。
屯所。
静まり返った廊下に、かすかな物音が響く。
……ぎし。
ゆっくりと、障子が開いた。
包帯に覆われた阿耶が壁に手をつきながら立っている。
腹部を押さえ、息を殺しながら、一歩。
(……じっとしてろ、って言われたけど)
足が言うことをきかない。
身体が重い。
視界が揺れる。
それでも。
(……動かなきゃ)
廊下の先、外の気配を感じ取り、阿耶は歯を食いしばった。
その背中を夕闇が静かに飲み込んでいく。
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