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あんな事思ったはいいが……
蘇芳「おはよう、皐月君」
楡井「おはようございます!皐月さん!」
皐月『おー、はよ』
蘇芳「ほら桜くんも挨拶しないと!」
桜「…、はよ」
皐月『はよ、桜』
俺がそう言うと恥ずかしそうに顔を真っ赤にする、可愛いなぁ。
そんなほんわかしてる中
桐生「みんなやっほー」
皐月『(ボボッ///)』
蘇芳「おはよー、桐生くん、相変わらず元気だね〜って、皐月君どうしたんだい?顔赤らめて」
皐月『なっ、何もねぇ!』
桐生の顔見れねぇ…見れる訳ないだろッ
俺は咄嗟に桐生に背を向けた。
すると
桐生「えぇ〜、さっちゃん寂しいじゃん…あんなことした仲なのに」
皐月『…ッばっ!』
蘇芳「あんなことした仲?どうゆう事かな」
そう話す桐生は何故かピリついてるし桜も敵を見る目だし何だよこの状況!!
桐生「…えー?一緒にゲーセン行った仲だよ?ねぇ、さっちゃん」
皐月『…お、おう、一緒に行った…』
蘇芳「…、なーんだ、桐生くん抜け駆けしたのかと思ったよ」
桐生「ふふっ、まぁでも早い内に自分のモノにしたいなら早く行動した方が良いかもね〜」
怖い…この空間怖い…
皐月『ソソっ』
楡井「え″っ!皐月さんどうしたんスか!?お、俺よ後ろに隠れないで下さいっス!!」
皐月『すまん、俺の寿命が縮むから匿ってくれ』
楡井「え、えぇーっ!」
そんなこんなでクラス内は氷河期の様な寒過ぎる空間だった……。
場を変えてポトフ
ことは「どうしたのよ皐月、そんなやつれた顔して…」
皐月『それがさぁー、もう大変なのよ…』
ことは「?何かあったの?」
そこから俺は事の顛末をことはに伝えた。
ことは「はぁ…それはアンタが悪いわ」
皐月『ええっ!何で!』
ことは「アンタ優柔不断過ぎるのよ、周りからの好意ちゃんと受けてるのにふらふら避けてるから」
皐月『…、好意ってこんな簡単にするもんなのか?』
ことは「そりゃ好きな相手なら甘えるし甘えたい、行動で示すものよ」
皐月『…、そんな事今までされなかったから…わかんね』
そう言うとことはは、拭いてたフライパンを掛けて
ことは「ゆっくりでいいのよ、誰も急かしてないわ、皐月は皐月が決めた人と歩めばいい。どれだけ時間かかってもきっとみんな待っててくれるわ」
そう言うことはに俺は妙に納得してしまった。
そうか、そうゆうもんなんだ…。
俺だけ変に急いで誰が1番なのか、1番好きなのか……。
スっと心が少し軽くなった気がする。
皐月『…、うん、そうだな、ことはありがとう』
ことは「お礼言えるようになれるくらい素直になれたんじゃない!成長したわね!」
皐月『う、うるさいなぁ、オムライス食べる!頂きます!!』
ことは「はいはい、ゆっくり食べなね」
この街に来てことはや、桜たちと出逢ってから色々あったけど俺、幸せ者だなぁ……。
ますます1番なんて…決めれないよ…。
それから俺はポトフを後にして街をぶらついた。
そのまま帰るには惜しい気持ちだったからだ。
今日は快晴だなぁ、て上を見たら見た事ある風鈴の制服と白黒頭が見えた。
上で?屋根の?上??
皐月『はぁあああああっ!?』
あのバカ何してんだ!!怪我するぞ!!
俺は咄嗟に桜が向かった方に走って行った。
追いついた時には橋の上で桜が手すりを掴んで前のめりになってたから肝が冷えた。
皐月『ばっか野郎!!何落ちようとしてんだよ!!』
桜「はぁ!?ちげーよ!猫が落ちたんだよ!あと2年のヤツも!」
皐月『…はあ?』
そう言われ手すりから下を見ると猫を抱いた白頭の人が上がってきた。
皐月『…、すまん、桜がそんな考えするわけないのにな…』
桜「本当だよ…ってかお前またどっか行ったろ!!」
皐月『あー、シラナイニホンゴワカラナイ』
桜があーだこーだ言ってたけど無視無視、よし、帰ろう。
帰ろうと踵を返したらガシッと肩に手を置かれた。
桜「もう逃がさないからな」
皐月『ぴえん』
おまけ
桜「そのぴえんって死語らしいぞ」
皐月『えっ!!嘘!!ぴえんもぱおんも!?』
桜「ぱおんは知らねーけど桐生が言ってた」
皐月(桐生は女子高生かなんかですか…)