テラーノベル
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👻🔪side
ガチャバタン
「はぁ…………ふぅ…」
自分の部屋に入り扉を閉め、鍵もかける
こんなこと初めてだ
星導があの写真に言及するのも、写真の人物を深追いするのも、
正直に写真について語れたらどうなっていただろうか
記憶が戻ったりしただろうか
いや、星導なら『そうなんですね〜』とか、軽く流すだろうな
過ぎた過去のことを追って、追って、考える
独り言をぶつぶつと呟きながら
俺の意識は布団の中へ溶けてゆく
(眠い……)
🐙side
ロウさんが部屋から出ていった
何かから逃げるように感情的だった
『物色すると言ってもなぁ…何か……ん?』
デスクの引き出し、一番下だけ鍵がついてる
(気になりますね…)
鍵はどこにあるだろう
どんなものが入っているだろう
(これでエロ本とかだったらおもろいなw)
棚、他の引き出し、クローゼット、ベッドの下、いろいろ探したが鍵は見つからなかった
『……ロウさんなら何か知ってるかな』
思い立ったら吉日、すぐに行動に起こすべきだ
(あ、でもロウさんの部屋分からないな)
行動に起こす気はあるが、起こして早々に大きな壁にぶつかった
どうするべきだろうか
ここは俺の家でもある、1つ1つ、部屋を見て回ればいい
思いついた解決案は至ってシンプル、少し幼稚だが問題はない
1つ目の部屋、俺の部屋の隣の部屋だ
ガチャ
段ボールに大きい棚、壁一面の荷物
ここは物置のようだ
2つ目の部屋、俺の向かいの部屋だ
ガチャ
扉の形状からなんとなく分かってはいたがやはり、ここはトイレのようだ
3つ目の部屋、物置の隣の部屋だ
ガチャ
(……ん?)
ガチャ、ガチャ、ガチャ
鍵がかかっているようだ、扉が開かない
(いったん後回しにしてほかの部屋も見てみよう)
4つ目、5つ目、この家は俺の想像以上に広いようだ
6つ目、ようやくさいごの部屋だ、
ドアを開ける
(なにもない….)
本当に、びっくりするほど何もない部屋だ
まぁ、これだけ広いと何もない部屋ぐらいある、
(最後までみたけどロウさんの部屋は…)
やっぱり3つ目のカギのかかっている部屋のようだ
2階に戻り、鍵のかかった部屋の前に立つ
がちゃがちゃとドアノブをひねっても開く気配はない
(う~ん…)
こんこんとノックをしてみる
反応はない、
どんどんとドアをたたく
布のこすれる音がした
(ロウさんかな?)
がちゃ
ドアが開いた
「ん…….なに?」
『あ、おはようございます?』
「ん、おはよう」
「で、何かあった?」
『あ、あの、俺の部屋に鍵付きの引き出しがあって、』
『鍵のありかのこと、ロウさんなら何か知ってるかなって』
ロウさんは眠っていたようだ
(起こしてしまった)
「鍵…..あるぞ」
『ほんとですか!?』
(なんでロウさんが持っているのだろうか)
そんな疑問は置いておいてロウさんに話しかける
『いただけますか?』
「….いいけど」
『ありがとうございます!』
「でも、俺の事ロウさんって呼ぶのやめたらくれてやる」
『え?』
「小柳って呼べ」
急な苗字呼び命令
やっぱ距離感近かったか?
『じゃ、じゃあ、小柳さん?』
「いや、さんはやだ」
『えぇ…?なら….小柳くん?』
「うん、それでいい」
『はぁ….』
よくわからないが鍵をもらえたのでいいとしよう
ロウさ、小柳くんにお礼を言って自分の部屋に戻る
引き出しの鍵穴に鍵を差し込み、がちゃりと回す
(開いた…)
好奇心が引き出しを開ける手を加速させる
「えぇ….?」
中には_________
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