太陽のような君

｢じゃあ4人グループ作って話し合ってください。班は誰でもいいよー話しやすい人でも話したことない人と仲良くしたい人入れてもいいし｣

俺がいちばん嫌いな時間。それはグループ学習ぼっちで陰キャの俺としてはすげぇ拷問みたいな時間だ。クラスに特別仲良い人もいないし話せる人もいない…なんにせよ俺と仲良くしたいやつなんていない。と思ってた

❤️｢なぁ｣

💙｢……｣

❤️｢おい！｣

💙｢…？！は、はい…｣

❤️｢あー良かった聞こえてた。お前組む人決まった？｣

💙｢いや決まってない…です｣

❤️｢あーね。なぁこの子組む人決めてないって入れようぜ俺らの班｣

は？何言ってんのこいつ！こんなThe陽キャみたいなところ入りたくないしこいつらも俺の事なんてお断りだろ…！

｢えぇー？お前マジで言ってんの？ポケカメンだぞ？そんな三軍…｣

❤️｢は？お前何そんなこと言ってんの？きっしょ〜wいいわ。俺とこいつで組むからお前らほかいってくんね？｣

｢……｣

❤️｢誰か俺らと組んでくれる人いなーい？｣

ガチかよこいつマジで言ってんの？なんで俺なんかと

💙｢あ、あの…｣

❤️｢んー？｣

💙｢なんで俺なんかと…あっちの人たちとやればいいのに｣

❤️｢いいのいいの俺お前と話してみたかったし？あとそんな他人行儀に話すなよクラスメイトやん俺ら｣

💙｢そう…だね｣

｢まいたけくん達ペア見つかんないなら私たちとやろうよー｣

❤️｢いいよ〜てかぶっちゃけ普通の授業よりグループ学習の方が楽しいよな〜w｣

｢わかるーw毎日これがいいもん｣

❤️｢ガチそれwwこっちの方が捗るしな一人でやるよりマシだわ。な？ポケくん｣

💙｢あ、そうかな…俺あんま好きじゃないこういうみんなでやるのとか｣

❤️｢えぇーなんで？｣

💙｢騒がしいの苦手だし話すのも得意じゃない｣

｢えぇポケカメンくん意外とシャイなんだね〜｣

❤️｢ポケくんなんかやりたいことある？俺ら合わせるよ｣

💙｢いや…なんでもいいかな むしろそっちで決めて欲しい 俺ちょっとトイレ行ってくる｣

やっぱ苦手だ。こういうの気使うし疲れるし…話すことで精一杯なのに

💙｢はぁー…｣

思わず口から大きなため息がこぼれる。帰りたい…学校なんて行きたくない。せっかくあっちが優しく接してくれてるのにそれすらも無駄にしてしまう自分が嫌いこのままあと20分ちょいトイレにこもってようかな

💙｢……｣

❤️｢ポーケーくんなにしてんの？｣

💙｢あ、いや…特になにも。なんでここきたの？｣

❤️｢トイレ長いから大丈夫かなってwどうしたん？腹痛い？｣

💙｢少し具合悪くて…wごめんね心配させてたなら｣

❤️｢あんま無理すんなよー俺先戻ってっからポケくんも来なみんな待ってるから｣

💙｢うん…｣

せっかく声掛けてくれてんのに…行かなきゃ頑張れポケカメン