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阿部亮平爆乳美女化事件
それは、クイズ番組の収録を終え、メンバー全員が揃う楽屋に阿部が戻ってきたときに起きた。
「みんな、お疲れ様ー! 今日のクイズ、結構難しくてさ……って、あれ? なんかみんな、視線が低くない? あと、胸のあたりが異様に重いんだけど……」
いつもの優しい阿ボイス。しかし、その声はどこかソプラノのような艶やかさを帯びていた。
私服のカーディガンを着て入ってきた「阿部亮平」をひと目見た瞬間、楽屋にいた8人のメンバーが、持っていたスマホやペットボトルを文字通り床に落とした。
「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!????」」」
そこに立っていたのは、Snow Manのインテリ担当……ではなく、誰もが二度見するレベルの超絶爆乳美女だった。
黒髪のさらさらヘアは鎖骨の下まで伸び、色白の肌に、きゅるんとした知的な瞳。そして何より、普段着ているはずのMサイズのカーディガンが、前ボタンがはち切れんばかりにパッツパツに押し上げられている。 奇跡の推定Gカップ。歩くたびに、その圧倒的な質量が「たゆん……」と健全ではない揺れ方をしていた。
「あ、阿部ちゃん……? お前、それ何が詰まってんの……?」
深澤辰哉が血の気の引いた顔で指をさす。
「え? 何って、何も詰めてないよ?」
女体化した阿部が不思議そうに自分の胸元に手を当て、ぽよん、と形を確かめるように触った。その瞬間、
「「「アカンーーーー!!!!(強制終了)」」」
向井康二と佐久間大介が、まるで直射日光を浴びた吸血鬼のように叫びながら阿部の前に立ちはだかり、視界を遮った。
「阿部ちゃん! 自分で揉むな!! 頼むから!! 男の理性が全損する!!」
「康二くん、レフ板……じゃなくてバスタオル!! 誰か上着持ってきて!!」
「阿部ちゃん、これ着て」
目黒蓮が、耳まで真っ赤にしながら、自分の超特大サイズのベンチコートを脱いで阿部の肩にバサッと羽織らせた。しかし、あまりの胸のボリュームのせいで、ジッパーが途中で引っかかって上がらない。
「あ、ありがとう目黒……。でもなんか、胸が圧迫されて息が苦しいかも……」
上目遣いで、少し困ったようにハアと息を吐く阿部。その姿は、本人の意図とは裏腹に、楽屋の温度を爆上げする妖艶さを放っていた。
「阿部。体調に変化はないか?」
宮舘涼太が、一見いつも通りのロイヤルなトーンで声をかけた。しかし、その視線は阿部の顔面から1ミリも下へ動かさないよう、驚異的な精神力で固定されている。
「うん、舘さん。頭の冴えはいつも通りだし、円周率も100桁言えるよ。ただ、重心が前に引っ張られて、ちょっと腰が痛い……」
「そうか。では、私が腰のツボを押そう。……いや、それはさすがに倫理的に問題があるな」
さすがの舘さまも、爆乳阿部ちゃんの前ではロイヤルな判断力が狂いかけていた。
「ねぇ照! 筋肉量チェックして!」
阿部が助けを求めるように岩本照の腕を掴んだ。
触れられた瞬間、岩本はビクッと体を震わせ、完全にフリーズした。普段の「マッスルリーダー」の威厳はどこへやら、顔を真っ赤にして「……お、俺に触るな。あと、大胸筋のレベルを超えてるから測定不能」と、蚊の鳴くような声で呟くのが精一杯だった。
「ちょっとみんな落ち着いて! あと10分で全員のYouTube撮影が始まるの!」
最年少のラウールが正論を叫ぶが、その視線はチラチラと阿部の胸元に向いている。「っていうか阿部ちゃん、女子アナの頂点みたいなスタイルになってるよ……。これ動画に出たら、うちのチャンネルのアナリティクス(視聴者層)が爆発する!」
「出るわけねぇだろ!!」と渡辺翔太が叫ぶ。「おい阿部! お前その格好で『阿部ちゃんの気象予報士講座』とか絶対やるなよ! 全然天気に集中できねぇからな!!」
「翔太、そんなこと言われても……」
阿部がシュンと眉を下げると、ベンチコートの隙間から、押し潰された豊満な果実がふにゃりと形を変えた。
「「「(全員が心の中で拝む)」」」
楽屋の情緒が完全に崩壊し、いよいよYouTubeのスタッフがドアをノックしようとした、その瞬間。
ポフンッ。
Snow Manの楽屋名物・謎のファンタジー効果音が鳴り響き、白い煙が立ち込めた。
煙が晴れると、そこにはーー
目黒の特大ベンチコートの中で、すっかりブカブカになったいつもの私服を着た、爽やかで知的な「30代・男性・阿部亮平」が、きょとんとして立っていた。胸元はすっきりと平ら(通常運転)に戻っている。
「……あ、戻った?」
阿部が自分の胸をペタペタと触る。
楽屋全体に、これまでにない深い、深ーーーい安堵のため息が広がった。
「戻ったぁぁぁぁぁ!!」
深澤が床に大の字に寝転がる。「よかった……俺、危うく同期を別の目で見るところだった……」
「俺のプロテインの消費量が上がるところだったわ」と岩本も胸を撫で下ろす。
「もう! みんな大げさだなあ」
いつものあざとい笑顔に戻った阿部が、目黒にベンチコートを返しながら「ありがとう、めめ」と笑いかける。
「……いえ。戻ってよかったです」
目黒はそう言いつつも、コートを受け取る手が少し名残惜しそう(?)に震えていた。
こうして無事に事件は解決したが、その日のYouTube撮影中、阿部がクイズの正解を出して「いぇーい!」と嬉しそうに両手を上げてジャンプするたびに、メンバー8人の視線が全自動で一瞬だけ阿部の胸元に向き、そして「(あ、もう揺れないんだ……)」と、謎の切なさを感じてしまう後遺症が残ったのは、Snow Manだけの秘密である。
コメント
1件
読み終わりました……いやもう、ツッコミどころ満載でありながら、全員のキャラがしっかり生きてて最高でしたね(笑)。女体化した阿部ちゃんの「たゆん……」とか「シュンと眉を下げる」描写で、思わず「わかるそれ」って脳内でメンバーと一緒に拝みそうになりました。ラウールの「アナリティクス爆発」発言とか、翔太の「気象予報士講座やるな」も、彼らの台詞として違和感なくて笑った。設定のバカバカしさに対して、目黒のベンチコートにジッパーが上がらない細かい描写とか、戻った後の「名残惜しそうに震える手」で一気にBLっぽい湿度が出るのも憎いです。続きがあるなら、このファンタジー効果音の正体が気になりますね!