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『あんたなんか大っ嫌いだ!』
大好きだったりりから最後の言葉だった。
私とりりは些細なことですぐ喧嘩する。
前だって消しゴムを勝手に使って喧嘩した。
でも今の喧嘩は私にとっては何ともなかった、
だけどりりからしたら重要な事だったのかもしれない。
私はりりちゃんと学校に登校した。
『今日学校楽しみー!』
「そうだね!」
『何が楽しみ?』
「えっとね!りりと居ることかな!』
『え!本当に?!ありがと!大好き!』
「私もだよ!」
『じゃぁ今日一緒に帰ろ!』
「わかった!!」
そう言って学校に向かった。
月曜日だったからランドセルがとても重かった
だけどりりちゃんと居るとそんなことどうでも良くなる。
学校に着いた。
私はりりちゃんと違うクラスだから昇降口で別れた。
違うクラスでも友達は居るから毎日が楽しい 。
朝礼が始まる。
《おはよ!》
隣の子が言ってくる。
「おはよー!」
私は返した。
帰る時間になった。
隣の子に
《今日一緒に帰ろ!》
そう言われた。
「良いよ!」
私はりりとの約束を破ってしまった。
そして廊下に出ると、りりが待っていた。
『え、?』
りりは戸惑った。
『一緒に帰ろって言ったよね?。』
そうりりは真剣に言った。
「あ、そうだった!ごめんごめん!」
私は軽く言った。
『は?ふざけないでよ。何それ。』
私はびっくりした。
普段りりはこんな事言わない。
「え??どうしちゃったの、?w」
私は笑った。
いつものりりならノリに乗ってくれる。
だけど、
『ほんとに意味わからない。』
「ちょwそう言う冗談やめてよ!w」
『…』
『あんたなんか大っ嫌いだ!』
りりはそう言って涙を流しながら廊下を走っていった。
「え?ほんとに、怒ってたの?」
隣に居た友達は
《ご、ごめん!私、か、帰るね!》
戸惑って言った。
「あ、うん、」
私は言った。
1人で家に帰る。
ちょっとずつ涙が出る。
家に着いた時には顔がぐしゃぐしゃになるほど泣いているだろう。
私は涙もろい。
家に着いた。
お母さんに心配された。
私は何も答えなかった。
答えたって、
”また喧嘩したの?あんたが悪いんじゃないの?”
と言ってくるだろう。
だから言わない。
私のメンタルはもうだめかもしれないと
心の中で思う。
数日経った。
学校にりりは来なくなった。
私はりりの家に訪ねた。
「すみませーん。りりちゃんいますか?。」
そう言った。
だけど誰も答えなかった。
この時間はりりちゃんのお母さんは仕事に行っている。
だけどりりちゃんは居るはず。
「あれ、?」
鍵が空いていた。
「お、お邪魔しまーす。」
そう言って家に入った。
りりちゃんの家は何度も行っていたから
りりちゃんの部屋の場所は分かる。
そうして、りりちゃんの部屋に入った。
「え…」
りりちゃんは倒れていた。
近くには血まみれのカッターが落ちている。
「 」
言葉にならない。
口が開かない。
私は倒れ込んだ。
「なんで、なんで。」
そう言った。
よく見ると机の上に紙が置いてある。
大好きだった きらりへ。
あの時大っ嫌いって言ってごめんなさい。
本当は大好きだった。
これを読んでいるってことは家に居るよね。一応鍵開けといたから。
私のお母さんどう思うかなw
〇殺してw
人生に疲れたんだ。
きらりにも迷惑かけちゃったし。
だからね。
最後に、
今までありがと。
りりより。
「 」
ダメだ涙が出て手紙がぐしゃぐしゃになってしまった。
もう何も読めなくなるくらいに。
ガシャ。
お母さんが帰ってきたらしい。
ただいまー!
りりのお母さんはいつでも元気だ。
自分は玄関に行って、事情を、説明した。
お母さんは倒れ込んだ。
手で口をおおった。
何も喋れなくなっている。
そうなるとはもう知って居る。
ごめんね。一回帰ってちょうだい。
お母さんに言われた。
「はい。すみません。勝手に入って。でわ。」
家に着いた。そして
「ただいま。」
私のお母さんに言った。
私はすぐ自分の部屋に入った。
そして震えながらハサミを取った。
目をつぶって勢いよく自分のお腹に刺した。
「あぁ゛私ももうすぐ逝くんだね。りり。」
血を吐いた。
口の中は血まみれ。
床もだ。
もうどうでもいい。
りりに会えれば。
大好きな、りりに。