ーーーーーー
rd視点
心から溢れ出す気持ちに追いつけない
涙が止まらない
みどり、大好き
愛してる
どんなことが起きようと、隣に立つよ
俺が守るとか、犠牲になるとかはお前が嫌うと思うから
せめて、隣で戦わせて
「ね、帰ろっか」
「…ウン」
日は沈みかけている
夕日を背に、俺らは手を繋いで帰った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ただいま〜!!」
俺が軍の入口で叫ぶと、運営達がバタバタと慌てて走ってきた
「らっだぁ!みっどぉ!おかえり」
「タダイマ!」
「…なーんか雰囲気変わったぁ?なんでもいいけど、あとで身体の検査ね?」
「……ラダオクン」
俺はため息をつきながら両手をあげる
「しかたない!w」
「みどり、くん!!」
「レウサン」
みどりは後ろめたいのだろうか
俺の手を強く握っている
「俺はみどりくんのこと、許したよ!
それとみどりくん。生きててくれてありがとう」
そういうとレウはみどりに手を伸ばした
「ウン…!アリガトウ!」
会議のとき、みどりに対して怖がりながらも救いたいと言ってくれたレウは全て許せたんだね
『救い出すそのときは手を差し伸べたい』
って、涙をほろりと流して言ったレウは今幸せなんだろう
「どりみー。よかったな!」
「ウン。キョーサンモ、アリガト」
「ねぇ、みどり。いま、しあわせ?」
「シアワセ、ダヨ」
「ふふ。ちょっと嘘ついてるでしょ」
「………アイシテ、モット」
かっわいいなぁ。
俺ってちょっとさ、メンヘラ気質みたいな部分あるからいっぱいの 愛が伝わってくるってとっっても心地いいね
「もちろんだよ。ぜーんぶ、あいしてあげる」
ーーーーーーーー
懺悔文は自分の過ちを許すためのものだけど
お前が愛した俺が、全部許したらいいんだよ
自分で自分を苦しめないで
俺が全部許すから
ーーーーーーーー
かみさまは2人がずーっと幸せでいることを望みました
でもかみさまはすぐ、そんなおまじないはいらないと考えました
なぜならすでにその2人はとっても幸せだったからです
だからかみさまは彼が愛を許したように、自分を許しました
ーーーーーーーーー
md視点
「ラダオクン。星、キレイダネ」
「うん。みどり。」
「ナニィ?」
夜が深けた頃、俺とらだおくんは満点の星空を眺めていた
「俺と、付き合ってください」
初めて、愛した人
初めて、愛してくれた人
自分を許せたこと
共に、生きたこと
なにより隣に立ってくれること
返事はもちろん
「ヨロコンデ! 」
ーーーーーー
懺悔文は、これで終わり
それは自分を許せたから
ーーーーーー
あとがき
やっと最終話!
話どうしの繋がりとか、語彙力とか…まだまだ拙い部分はありますが完結できてよかったです
次の小説はどんな話かすら決まっていないので未定ですが、更新されたらぜひ見ていってほしいです…!
コメント
2件