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何か雑音が聞こえる
「あんたが浮気相手だったの!分かる?!治は私のことが好きなわけ!!!」
『貴方たちのトーク画面見ましたよ。と〜ってもラブラブで幸せそうでしたね!!!隣に私がいた時の会話ですよね!!!たしかにあの時太宰さんニコニコしてたわーー!!!』
そいつは焦りなのか驚きなのかで元々汚い顔を顰めた。本当に不細工だな
「でも何度も好きって言ってくれた!!」
ちょっと何言ってるか分からないな!
『私には愛してるって言ってくれましたけど???え???』
ちょっとこれは私もキモかったかも。
ごめんね不細工
『さっきから反論ばっかりで馬鹿みたい!
さっさと消えてもらえる??』
「もういい!!!今日私治さんと約束あるから!」
知ってる。綺麗な夜景が見えるレストランでしょう?いいですねラブラブで
『あっそ、さっさと行けば?もう情も無いわ』
夜、太宰さんが帰ってくるとLINEしてきた。
「ただいま!!」
『おかえり。お風呂沸かしてご飯も作ってるからね。さっさと寝な』
「今日なんか冷たくない???でもありがとう」
なんか声すら気持ち悪い、この男の声はいいから許したことは何度でもあるのにね。まぁそれでも顔はいいのは変わらないみたい
「私もうご飯食べたし寝るね。時間も時間だし」
「わかった。おやすみなさい」
「おやすみ」