『お前、傷だらけだっただろ?だから先生呼んでおいたんだ。安静に待ってろよもうちょいで来るらしいから』
そうキャップを被った人は言った。『え、?』
『どうしたんだよそんな顔して。』
キャップの人に続き黄色のパーカーの人も私を不思議そうに見る。
『先生、?』嫌な予感しかしない。..
『おう。シンジュクの寂雷先生だ。知ってるだろ?』
うそ、…やっと逃げれたと思ったのに、….連れ戻されるかも、っ..寂雷さんや独歩さんに対して嫌だとゆう気持ちはないけど、
一二三さんに対しての気持ちで2人も同じなんじゃ..とゆう気持ちもある、…..『ごめ、んなさい…』
『?どうした?』
『わ、私帰ります、』
『は?』
🟡のパーカーの人は不思議そうに言った。
『お前…その傷で帰るつもり?大人しくいち兄に甘えときなよ。』
『そうだぜ、先生に見てもらって良さそうだったら帰ってもいいけどまだ安静にしとけよ。』
『おう、泊まってってもいいぜ』
..そんな訳には行かない、3人には悪いけど帰らなきゃ..
『ごめんなさい…ッ..帰ります!』
ダッ『あ、!おい!』
ごめんなさい..ごめ、んなさい..ッ!
『待て(名前)!!』
え、なんで名前知ってるの、?
..今はいいや..止まったらもう二度と逃げれない気がする。
私は夢中で走った。
……..『はい、__さん..はいそうっす一郎です、…はい、(名前)が中央区に向かいました。はい…はい、___に誘導すればいいんすね?』
__わかりました__
ツー..ツー…
..はぁ..はぁ…つい、た…中央区なら….っ..助けてくれるかも、でも、…カードがないからはいれないっ…….
『あれ~?オネーサンそこで何してるの?』
ビクッ
『え、あ…』
私の前にたっていたのはピンク髪の派手な男性..いや、私と同い年ぐらいの子?..
『……』
男の子は私の顔を見るなり黙った。
なにかついてたのかな….
『…ね~ね、オネーサン!!今からボクの家に来ない?』
え?いきなり、?
『え、いや…遠慮しておきま..『い~でしょ?』』
私の言葉に被さるように男の子はいった。
『え、..あ、』
男の子は私の手を引っ張り歩き始めた。
シブヤ
..シブヤ?なんでここに..
『オネーサン』
『!な、何?』
『オネーサンってなんでそんなに傷だらけなの?』
…あ、ほんとだ..包帯が取れて傷丸出しになってる。..しかも足、..靴病院に置いてきちゃったから裸足だ…、
っ…イタッ..
『..オネーサン、1回止まって』
『え?』
ヒョイッ
『ひゃっ..』
男の子は私を軽々しく持ち上げた。
『..ねぇ、ちゃんと食べてる?』
『え、あ….うん、?』
『..ホントかなぁ~..』
『まぁいいや!オネーサン♪ちょっと静かにしててね。』
え?ハンカチ、?….っ..これ..
…..
睡眠剤だ…..
男の子-
..まさかオレらが探してた ‘ヤツ’が見つかるなんてな….でも、一郎も左馬刻もあのじじぃも逃がしやがった。….クソッ..
..でも俺が今やっと手に入れた…
やっとだ….
ん?….じじぃからだ..
『__もっしもし~♪..そんなの言われなくてもわかってるよ~ほんとうっざい!皆のとこに連れてけばいいんでしょ?知ってるよ~じゃ~ね。_』
ブツッ_
..っち…まぁそうだよな…
“みんなの(名前)”
だもんな。
(名前)-
..ん、..
ここは?…あぁまたか…..今度こそ捕まったな…..
目覚めると私はまた見知らぬ部屋にいた。
..今度は暗闇の。
周りが何も見えない。
..?奥の部屋から話し声が聞こえる。
……!
?『ね~ね~!あの子どうするつもり?』
?『そんなんお前が1番わかってんだろ乱数。』
?『1人のものにしたいところですが…仕方がない。』
?『そうだな….まぁ仕方ねぇっすよね。』
….奥の部屋の会話が聞こえる。..あの子って..多分私の事だ。..
..逃げないとやばいよね、?
でも縄が取れない…っ..
…
?『どうしました?』
ビクッ….後ろから声?!
だ、だれ…..
?『それ…取ってあげましょうか?』
え?うそ、ホント、?
私が頷くと声の主は優しく縄を取ってくれた。
?『ほら、あちらに窓があるでしょう?..そこから逃げなさい。』
え?いいの、?
『いいんですか..?』
?『ええ、….また会えますから』
『え?いまなんて…』
コツ..コツ..
!…
『..早く逃げなさい。』
『..はい!』
私はその声の主さんに甘えさせてもらい逃げることに成功した。
..ところであの声…..どこかで…いや、いいや…またもし会えたらその時はお礼をしよう。
ダッダッダ….
?『…ふふ。』
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