こんにちはー!!!!
ウィンヒロをやり出して佐狐の常排SS引いて試しに交流してたらギャップにやられて沼にハマった人です!!!
自己満なので!!!
誰かに届けっっ!!!笑
まぁ他の垢で投稿すれば良かったんですけど…伸びればセンシティブも書こうかなぁ…凄い高望み失礼しました!!
注意
いぬさこ
キャラ崩壊多め
書いてる人はゲーム勢です。
ごめんなさい少しづつ見てはいます
それくらいかな…それでも大丈夫な方はお進み下さい!!!
「けほっ、ごほッ…、」
頭が痛い、身体が重い。ズキズキする。暑い。暑いし気持ち悪いが寒気がする。横になりたい。朝は何ともなかったのに…、と思いつつもう帰った方がいいか?でも何かあった場合がな…と考える。さっさと終わるように、 帰れるように、人に移さないように。そう思いながらオリの出口寄りの壁にもたれかかっていた。ボーッとぼやけた視界で前を見ていたら。
「さっこさぁーーん!!!」
と大声で言いながら犬上が目の前に現れ、ガバッとハグをしてくる。ボーッとしすぎていつもは後ろからしてくるのにな、あっ、今日は壁によっかかってるからか、と変な所を考えて犬上に返事をするのすらも忘れてしまう。
「佐狐さん?」
と犬上はかがみながら上目遣いで見つめてくる。少しペシペシと犬上に頬を叩かれ、ようやく意識を取り返す。
「…っ、なんだ」
いつも通りの平常運転を装いながら問いかける。すると犬上の表情がムスッと怒ったように変わり、こちらは困惑する。どうした、としか聞いていないのに怒られることがあるだろうか。
「…佐狐さん、無理してますよね」
疑問形ではなく絶対だろ。と言わんばかりの声で言われる。…あながち間違ってはいないが、何故わかったのだろうか。そこが1番気になってしまった。聞いたらまた犬上の顔が怒りで歪むかもしれないが、聞いてみることにする。
「…なんでだ?」
あたかも平常運転だがなにか?と言うような顔、声で言う。すると予想どうり犬上の顔がムスーッと怒ったように変わる。
「だっていつもの違いますもん、」
顔の火照り具合とかぁ、汗かいてるしぃ、あと体調悪そうに見えるしぃ、と数々の体調が悪そうな場所を的確に伝えてくる。大当たりだ。全て自分の身体に起こっているし、それのせいで辛くなっている。
「で、体調悪いんすよね?」
と結論的に聞かれる。なんだろう。謎に
そうだ。体調が悪い、
と公言するのはプライドが許さない。いや、どんなプライドだよと自分でも思うのだが、なんだか弱みを見せたくないような気がしてしまう。
「…別に、悪くない」
素っ気ないように犬上からプイと顔を逸らして悪くないと言う。そのまま逸らしていると、犬上の方からハァ〜…、と溜息を着く声が聞こえる。なんだ?そんな溜息を着くことあったか?と気になっていると、ガバッと身体が浮く。
「…っは!?」
気づいた時には犬上は佐狐を持ち上げ、抱っこされていた。なんならお姫様抱っこだった。ここは仮にも獅子頭連のオリだ。視線がこっちに刺さって、恥ずかしいったらありゃしない。
「…やめろ、」
「嫌っすよー、だって佐狐さんこのまま放置してるとぶっ倒れそうっすもん」
「…っだとしても自分で歩く」
「短距離でも歩けなさそうな顔してるっすよ」
もう勝手にしてくれ…と思ってしまい、そのまま犬上の手にもたれ掛かる。そのまま再度ボーッとしていると兎耳山さんに「佐狐さん持ってきまーす、」と声をかける犬上が見えた。
もういいや
と思ってしまい、そのまま暫く意識を手放した。
𓂅𓂅︎︎︎
「っゔ…、」
「っあ、起きましたー?」
知らない家の天井が視界に入ってくる。天井にある電球が寝起きだからか、死ぬほど眩しく見える。その視界に、にゅっと癖毛の影が見える。その犬上がいる状況に驚き、ふかふかとした布団からガバッと起き上がる。
「…なんでお前っ、!」
「いやここオレの部屋なんすけどオレが怒られるんすかこれ…?」
その言葉でハッと再び天井を見上げたり、周りを見渡す。なるほど。だから見覚えがなかったのか。いや、そんな冷静に考えている場合では無い。
「…お前、どうやって…」
「え?オレの家の方が近いだろう思ったんで連れてきました!」
まぁ佐狐さんの家知らないってのもあるんすけどぉ〜…。と犬上は右上を見ながらあぐらをかいて言葉を付け足す。
「…だからって、オレにここまですること無いだろ、」
「オレがしたいからしたんすよ、迷惑っすか?」
少し寂しげに犬上を見ると、謎に子犬のように見えて胸が痛む。ここだけ、嘘でも迷惑じゃない。と言ってやると、犬上の顔がパァッと明るくなる。
「オレが精一杯看病するんで!!」
そう言いながら犬上はガバリと佐狐に抱きつく。驚きで硬直しながらも佐狐は冷静に「風邪うつるだろうがバカ犬!!」とキレる。…もう冷静とは言えないだろうが。
「うつして貰っていいんすよ?」
ポカンとしたように見える顔から言われるその言葉に正気か?と言わんばかりの声で 「はっ?」と声が出る。
「だって風邪って人にうつすと早く治るんすよね?なんでオレにうつしてください!!」
こいつは何を言ってるんだ?と目を見開いて見ていると、犬上は満面の笑みでグイグイと顔を近ずけてくる。
「…意味が分からない、お前にうつす理由がないだろ」
「え?オレがうつされる、佐狐さんが早く治る!完璧な理由じゃないっすか!」
ついに完璧ってなんだろうか。と思ってきて真顔になるが、犬上は引かない。相当本気のようだ。
「ってことで!まず手繋ぎましょ!」
「…手繋いだくらいで風邪は…」
そういう前に犬上は佐狐の手を掴みふにふにと遊んでいた。何がしたいんだこいつ、と思う。
「じゃあちゅーの方がいいっすか?」
ふにふにと手で遊びながらベッドに頬を乗せながら犬上は言う。その言葉に訳が分からなくて硬直する。
「な゙っ…バカなのかお前!?」
「バカじゃないっすよー、風邪って粘膜感染が1番うつりやすいっていいますし、」
「誰情報だよそれ!!」
その質問には忘れちゃいましたけど〜、なんて言ってすぐ調子を戻したかのように「はい!ちゅーしましょ!」と言いながら顔を近ずけてくる。思わず逃げるために仰け反り殴ろうとするが、頭がふらついてバランスを崩す。それを咄嗟に驚きながらの犬上が支える。瞬発力が高いな。なんてその手が佐狐の頬にでも触れたようで、「…やっぱ熱、あるっすね、」と低い声ながら優しい声が耳元に落ち、入り込んでくる。ボーッとしていると、支えられてることに気づき、思わず視線をそらす。
「……離せ、暑苦しい」
「……嫌っす」
普段は少し能天気なのに、トーンが低い。本気の「嫌」という言葉に聞こえる。
冗談じゃない、照れでもない。素直な拒否。犬上はそのまま、ふにふにしてた手をそっと握る。その行動にビクリと身体が驚く。
「だって……今の佐狐さん、放っておけないくらい弱ってて」
「無理して強がるの、かっけーっすけど……心配にもなるんすよ」
「だから、オレが側にいます。治します。看病します。今勝手に決めました」
ダメっすか?なんて言いながら犬上はこちらに微笑んでくる。
その顔が近くて。
その声が、妙に落ち着いてて。
謎に心を動かされたように感じた。
「…っもう、勝手にしろよ…、」
握られていない片手で恥と熱で真っ赤になった顔を隠す。犬上は静かにその手を優しくどかし、少し溶けている顔に、少しずつ、頬から額から口付けをして、最後に本当の目的の佐狐の口に、ゆっくり口付けを落とした。
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