日帝side
あの頃に戻れたらどれほど幸せだろう
走馬灯というものだろうか。思い出すのは先輩のことばかり
ナチ「相変わらず綺麗だな」
日帝「はい、桜は本当に綺麗です」
桜の樹の下で先輩と話していた
先輩の温もりを感じながら綺麗な桜を見て、談笑する
何気ない時間だったけど、1番幸せな時間だった
今は戦時中、先輩は自殺し敗戦 という形になった
俺も今目の前の男…米国に殺させる目前だった
アメ「最期に言い残すことは?」
言い残すことなんかない
だが、やり残したことはあった
もっと、もっと先輩と当たり前の日々を送りたかった。そして、2人で笑顔で幸せに生きる。ただ、それだけだ
アメ「言い残すことはなさそうだな」
アメ「じゃあな」
目の前が真っ暗になった
俺はもう死ぬ
先輩は今頃天国で暮らしているのだろうか
俺も天国で先輩に会いたかったが俺なんかが天国に行けるはずもないんだろうな
そんなことを考えているうちに体が軽くなった
辺りはきれいな青空に優しく照らす太陽
そして、俺が1番愛している人、先輩がいた
ナチ「…日帝」
日帝「先輩っ!」
思わず抱きついてしまった。ただただ嬉しかった。先輩に会えたことが。
ナチ「遅かったな、日帝。待ちくたびれたぞ笑」
先輩の優しく微笑む笑みに思わず涙が溢れ出しそうになったがすんでのところで止めた
ナチ「会えてよかった。ずっと、会いたかったぞ」
ああ、そんなこと言わないでよ
日帝「…」ポロ
ナチ「はは笑泣かないでくれ笑」
ナチ「だけど本当に会えてよかった…」
日帝「俺も、会いたかったです」
日帝「置いていかれて、寂しかったです…」
ナチ「済まない」
ナチ「それだけがずっと心残りだった」
日帝「…謝らないでください」
日帝「先輩、次は普通の暮らしができるといいですね笑」
ナチ「ああ、次は戦争なんかない
当たり前の日常を送れたらいいな」
天国で愛しの人に会えるなんて、俺はなんて幸せものなんだろうか
end
コメント
2件
ん〜神…主さんの作品が神すぎる…もーフォロー失礼します!
良すぎる。神作品をありがとうございます!!