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*閲覧注意*

1.痛々しい表現があります。

2.一方的な百合があります。

3.胸糞です。

以上の点が無理な方はご遠慮下さい。







魔理沙視点.


「ぅ”、…んん”…?」

目を擦りながら起き上がる。

「ここは…?」

独り言を呟きながら部屋を見回している。

見たところ、必要最低限の物資は揃っているよう。

立ち上がり、少し歩いてみる。

テーブルを見ると、その上には食べ物が置いてあった。

空腹が限界だった為か、直ぐに食べ始める。

だが、食べ終わってから数分後、異変が起こる。

「う”、…♡」

体が火照っているようだ。

そう思い、ふと天井を見たとき。

思わず言葉を失った。

監視室のようなものがある。

…誰かがいる。

そこにいたのは…

紅魔館に勤めている

十六夜咲夜の姿だった。

「…ぁ”、…え…、?」

声にならない嗚咽を漏らす。

次の瞬間、咲夜が消える。

驚いたのも束の間、後ろから咲夜の声がする。

「…ねぇ、まりさ…♡」

その声は何時ものような活発的な声ではなく

なにかに取り憑かれでもしたかのような、そんな感じがした。

戸惑いに気付いているのかいないのか。

続けて口を開く。

「貴方は…、私のこと愛してるわよねぇ…?」

「ねぇ…これだけ私が愛してるんだから…そうよね…♡」

脅しをかけてくるかのように詰め寄る。

魔理沙はどうしていいか分からず、硬直した。

「言ってくれないってことは…」

「愛してくれていないのね。」

先程までの光悦的な表情は一気に崩れ去り、

無機質な顔をした”何か”が立っていた。

「…分からせるしかないようね」

小声で呟いたその瞬間。

私の右腕にナイフが突き刺さる。

「ッい”、…?!あ”、ぁああ”あ”あ”ッ!!!」

叫び声が、小さな個室の中に響き渡る。

「貴方の利き腕は右よね…これからは私が右腕になるわ…♡」

そう言いながら更に深くへと刺していく。

「い”、ッ…やめ、ッやめてくれえ”、ッ…!!」

必死で抵抗するが、どうにも敵わない。

血が沢山流れ、くらくらしてきた。

意識が朦朧とする中、口を開く。

「れい、…む……」

「………………」


「い”、ッ…」

右腕の痛みで目を覚ます。

正確にはあった場所、というべきか。

絶望の絶頂にいながらも、俯いていた顔をあげる。

するとそこには

霊夢が磔にされているのが見えた。

「れ、…ッ」

「れ”いむッ!!!!」

ありったけの大声を出す。

巫女のいる部屋に行こうとするも、”何か”が邪魔していけないようだ。

…足枷がついていた。

思わず息を呑む。

誰が付けたかなんて、明白だった。

その内、巫女が目を覚ます。

だがその顔は____

こちらを軽蔑する様子で見つめる顔だった。

「れ…、ッれい…」

名を呼ぼうとするも、よく声が出ない。

「まりさ…、貴方が悪いのよ…♡」

肩に手を置かれ、思わず体が跳ねる。

「…私以外の名前を呼ぶからいけないのよ…、ッ」

その表情は、恐怖と怒りの感情がごちゃまぜになったような…

言い表しにくい表情だったわね。

「…霊夢にはね」

「貴方が…私に体を売った、ってことになってるわ」

ぼそぼそと言うその声は、鬼気としている。

「そんな、ッ…、霊夢ぅ”…」

泣き崩れる私を見て霊夢は

「…汚らわしい…、」

そう吐き捨てた。

最愛の人物からそう言われた魔理沙は

壊れちゃったの。

でもまだ心は残っていたのか、時折霊夢の名前を口にすることがあったわ。

そういうときは、見せしめに霊夢とキスをしてみたり…

沢山のことをやったわ。

霊夢も吹っ切れたのか、私と付き合いたいって言ってくれたりしたわね。

魔理沙にはそれが一番効いたのかはわからないけれど…

もうなんにも話さなくなったのよ。

なーんにもね。

その頃に、”私の”霊夢に真実を伝えたのよ。

そうしたら霊夢ってば、いきなり私に掴みかかってきて…

掴みかかる手を無くしたら大人しくなったわね…

え?魔理沙はどうしたかって?

…あっちから求めてくるまでは

お預け…よ?

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