俺は、黄瀬由結。
容姿には自信しかない。だからモテる。
校内1モテるのはこはこの俺だと謳っている…
が、最近そんな俺を脅かす男が…!
それが一条蒼弥という男。
成績優秀、運動神経もずば抜けていて、
顔も性格も良い…!?
そんなん許せねーだろ!?←性格最悪
これはそんな悪い奴を成敗する物語である
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黄瀬 由結(きせ ゆい)
高2
身長178cmの細身。
容姿は完璧でも、中身はクズのチャラ男。
左耳のピアスと毛先が薄黄色の金髪が特徴的。
一条 蒼弥(いちじょう そうや)
高2
身長182cmで割と高身長。
何でも淡々とこなす理想系男。モテる。
紺色の地毛に紺色の眼鏡。右目にホクロがある。
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「ん…っと、こっちであってるよなー?」
学科が違うから普段はこっちの校舎には来ない
見慣れない風景にほんの少しだけ、不安になった
「…あ、あの〜、」
悩んで立ち止まった所で、声をかけられた
「ん、俺 ?」
振り返ると女子が数名
俺はすぐ、いつものやつか。と察した
「黄瀬由結くんですか??」
モテると大変だ…別棟にも俺の噂が!
「ああ、そうだよ?」
ニッコリと微笑み答える
すると女子たちは騒ぎ出した
「ねえ、君たち、一条蒼弥って知ってるかな?」
事が大きくなる前に切り出す
「あ、蒼弥くんに用事?」
「蒼弥くんならそこの教室にいると思うよ〜」
「そっか、ありがとう〜!助かる!」
俺は王子スマイルで礼を言った
何だよ…王子スマイルって、
取り繕うのも大変だよな…
そんなことを考えながら、
さっき言われた教室に入ろうとした時
ドンッ
「ッうぉ?!」
ドアの入口で誰かとぶつかってしまった
「ごめん!大丈夫?」
ぶつかった相手にそう言われた
「こちらこそ悪……あ!!!」
体制を整え俺も謝ろうとしたら、
なんと、その相手が俺の探し求めていた奴だった
「お前ッ!」
「えっと…?」
「一条蒼弥だよな?」
さすがに勢い余った
一条は驚いて固まってしまっている
「君、もしかして黄瀬由結くん?」
こいつ…俺のこと知ってんのか?
「黄瀬くん、文系だよね…何でこっちの棟に?」
いや、なんで知ってんだよ!
まあ〜、今更驚きはしねーけど。
だって俺、モテるし!
「っと、お前に用があって…」
「…俺に?」
一条はまた驚いた顔をした
んー…なんて説得しよ、
あ、そういえばこいつ。頭良いんだよな…
「俺に勉強教えてくんね?」
「えっ、急…だね?」
「おれ次の模試で赤点とったら
留年なんだよなーー(嘘)だから頼むっ!」
無計画にも程がある。こんな初対面があるか。
この機会を逃したくなくて半ば強引に頼み込んだ
…流石に、無理あるか?
「いいよ。」
「!まじ…ッおわ!」
なぜか目の前に一条の顔があった
「早速今日、家に来てよ。ね?」
笑顔でそう言われた
…近くてみると綺麗な顔してんな、
って、何見惚れて…!
「ッ是非、行かせてもらおうじゃないか!」
…絶対に、こいつの弱み掴んでやる!!
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