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カエラちゃんはきっと死ぬ気はない。


よく病みを称したものが多いSNS。


裏面、平然を装って自殺していく人たち。


でも本当に、カエラちゃんは平気かな。


後者みたいにならないといいな。


まばゆい文字の中に、不穏を交える文章。


それがところどころ、繋がるような。


すごいの。本当に。



でもね、最近は制度が落ちた。


荒削りな部分が露わで恥。


私の恥よ。カエラちゃんの恥じゃない。


『『_____纏わりつく泥が明日のあたしの足枷になってしまう』』


そう、カエラちゃんも同じなの。


私にも、己より優れたものが纏わりっいているわ。


私たち、似た者同士なのね。


あーヤダもう。


“似た者同士”でこんなに違うなんて。


私は劣等生、カエラちゃんは優等生とでも言うのなら、どこが似たのかしらね。


カエラちゃんのアカウントのアイコン。


それは私がいつでも映っているの。


背を向けて風を感じる私。


陽の光をつかもうとする私。


自転車を漕ぐ私。


屋上のフェンスを超えた私。


そして私のアイコン、カエラちゃんなの。


カエラちゃんのアカウントのは写真なのに対して、私は絵なの。


彼女の魅力を最大限出すには絵しかないの。


写真は撮れなかったしね。


私ね、カエラちゃんが好きなの。


だからね、恋愛以外の意味で伝えたい。


“真相を伝えないで”“あなたと居たい”


そう、言いたいのに。


触れることはもうできないのね。

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