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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ワンクッション


何でもいい人向け


病み表現、自◯、死表現があります


辛い方は見ることをお控えください。

































〝何で嘘つくの?〟




〝なんか、嘘くさい〟




〝本音で話してよ!!〟








うるさい。うるさい、、


お前らが、、


お前らのせいで、、、、


おれは。












人のせいにするなよ。

uri「、、っは、ぁ」

uri「…またこれかよ。」


最近ずっとこんな感じの夢を見る。毎日、毎日、同じシーンで夢は終わる。

こんなに悩まされている夢について、特に考えることはなかった。

ただただ、このシーンが強く印象に残ったのだろうと考えたからだ。


uri「学校行くか、」




いつも通りに登校し当たり前のように、猫を被る。


こんなめんどくさいこと何でするのって?

そんなの、もっとめんどくさいことを避けるために決まってるじゃん。


本当の自分じゃないから何とでも言えるし、何より便利だからね!



これは俺の武器なんだ。



mb「おい、うり!約束破んなよなー!」

uri「ごめんごめんw 用事がはいちゃってさ」

uri「また今度ねー」


mb1「お、またやってんすか先輩たち」

mb「そうなんだよー、うりが全然こなくてよー」


うざい。


uri「…、笑笑」

mb「mb1が来てもいいんだぞw」

mb1「…いや遠慮しとくっす。いい話聞かないんで」


どうせ闇取引とかなんかしてるんだろ。誰が行くんだか。


uri「んじゃお先にー」

mb「あ、おい!逃げたな!!笑」





本当は、ひとりが好き。こんな奴らと絡んでいたくない。

俺は自分のために、人がよってきやすい性格を作っている


だって、お前ら人間はひとりの奴が〝可哀想〟だとか〝友達いない〟だとか

そういう目で見ている奴がいるんだから



生きづらい世の中になってるよな。










嘘の笑顔



嘘で成り立つ会話



嘘の約束



嘘でできた友達





全部全部自分のために。










ほんとうにそれでいいのかな、









誰かが忠告してくれた、ストレスから同じ夢を見ることがあるって。

それが積もり積もって、いずれ 崩壊する、と

それでもやめられなかった。


俺の武器が無くなったら、俺はどう生きていけばいい?


おれは、本当のおれは、、受け入れてもらえないから。



嘘で塗り固めた俺は愛されるから


だから、



だから、やめたくてもやめられないんだ。






















気がついたら、屋上にいた。

ただ一点にむかって足が動いていく


止めたくても体が言うことを聞かない



柵の上は、風が心地よかった。


何も考えることはない




〝解放〟




おれが求めていたもの。















それを、きみが止めたんだったね



汗か涙かわからないくらい、たくさんの 雫が流れていて


必死になって、俺の名前を呼んでくれた。


そして、もう一度だけチャンスをください、と



俺は柵から降ろされた。











uri「落ち着いた?笑」


   「ヒロくん。」



hiro「…、、うん」


uri「何で俺が慰めてんの笑」


hiro「…wごめん」

hiro「余裕がなくて、、」


uri「、、ヒロk」


hiro「救えなくてごめん。」



uri「…?」



ヒロくんは、同じ日がループしていると話してくれた。

そして、毎回俺が自◯をするらしい。


何をやっても救えなくて、何度か俺のタヒを目の当たりにしていると


これで20回目。今回は未遂に終わった。



何で今回だけ止められたんだろうか。



hiro「最初は、一本の電話でうりのタヒを知った。」












『うりが運ばれた、、?』

『なんd、、、』

ーーーーーーーー。





『じさ、つ??』










ツーーーーーーー。





そんな素振りは全くなかった。ましてや、そんなこと、、



いや、抱えていたんだ。ずっと、


気づかなくてごめん。






『うり!!うりッッ!!』


『ッッ、、なんで、こんなの、、、』

『あまりも酷いよ、、っぁ』






過去の自分を呪い、強く願った。



もう一度やり直すことができたら。


うりが生きている時間へもどれたら。












hiro「それが始まりで、それからうりには何度も辛い思いをさせて」


hiro「今回、止めることができたんだ」




uri「………。」



複雑だった。俺は、なんて声をかけたらいい?

ヒロくんの目的はおれの自◯を止めること。だけど俺は、、、、


おれは、、



uri「…とめ、ないでほしかった、笑」




hiro「…。」



しまった。声に出ていた。どうしよう


uri「こ、これはあの…ちっ、違う。そういうつもりは、、」

上手く、誤魔化せない。

傷つけてしまう前に、早く___

hiro「俺が、ずっと苦しませていたんだって、」



uri「…?」


hiro「わかったよ。うりを救う方法」



俺を救う…?





小さなナイフ。







uri「っえ、、ヒロ、くん??」


hiro「ごめんね。うり、」

hiro「俺が、耐えきれなかった」


























血の海で、小さく聞こえたのは



おまじないは解けた。と、それだけだった。



誰かが報われる世界

その裏は必ずしも幸せとは限らない。










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