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「ごめんな・・・
夜遅くに電話して・・・」
俺は1人で気持ちを抱えきれなくなって、ある夜地元の親友に電話をした。
「 どうした?」(晴翔)
「大丈夫!」(弘樹)
「気にすんな!」(剣聖)皆すぐに出てくれた。
「ありがとな・・・
実は俺彼女と別れたんだ・・・」
「えっ!」✖️2
「価値観の違いに気付いてしまった・・・
俺と彼女は済む世界が違う・・・」
俺は声のトーンを落として言った。
「何で価値観の違いで別れるんだ?」
(晴翔)
「一緒にいてて楽しいんだぜ・・・
ありのままでいれるけど、それと同時に胸が苦しいんだ・・・」
「胸が苦しい?」(剣聖)
「あぁ・・・
彼女は花道家の娘で立派な家に住んでるお金持ち、でも俺はごく一般の市民・・・
その現実に耐えられないんだ・・・
お前らといる時の俺と彼女といる時の俺で言ったらお前らといる時の方が気が楽だ
素の自分でいれる事に変わりはないけど、お前らといる時息はつまらない
人混みに酔う事もないし、俺と同じレベルの奴らが側にいる」
俺は正直な気持ちを話した。
「そっか・・・
爽なりに色々抱えてるんだな・・・」
(晴翔)
「近い内に1回こっち帰って来いよ」
(弘樹)
「うんうん」(剣聖)
「ありがとな・・・
そっち行ったら心が安らぐ気がするよ」
「待ってるぜ」(晴翔)