1日ごとに変わる空を
私は眺めるのが好きだ。
眺めるのも好きだし、
写 真に収めて見返すのも良い
いつか絵でも収めてみたい
「なーに見てんの?」
「空?」
「うん」
「○○ってよく空を見上げるよね」
そうなの?わたしは空を眺めるのは好きだけど、△△によくって言われるほど
そんなに空を見上げていたとは。
△△に知られていたんだって
考えると嬉しいけど、少し恥ずかしいかも。
「空鑑賞だね」
はっ、自分で言って気づいた。
映画鑑賞、動画鑑賞っていう言葉があるように空鑑賞もあるのかな?
「…ぷっ」
「あはははっ…!!」
あ、やべ、口に出しちゃった
ていうか普段大人っぽい△△にこんなのでウケるとは思わなかった
珍しい一面が見れた嬉しい
「○○っておもしろいね本当」
面白いことを言ったつもりなかったけど、なんだか恥ずかしい。
「○○もう帰るの?」
「ん?うん」
「帰りに寄りたいところがあるから」
誰にも邪魔されない
空がはっきり見えるここの公園がすきだ
目の前はお墓でちょっぴり気が引けるけど、
私にとってここは安心できる場所なんだ
「すぅーーー…」
「はぁーー」
自然の空気って本当美味しい
「帰りに寄るところってここだったんだね」
「えっ」
△△だ
「なんで知って…」
「僕もここの公園好きなんだ」
「よく帰りに通る」
「○○もそうなんだって考えたら嬉しくて」
「つい話しかけに行っちゃった」
「迷惑だった?」
「そうじゃない…」
けど、
なんで私がここの公園が好きだって知っているの?