2人組が建物に入ってから数分。
爆発したり、人が降ってきたり色々起きてる。
私は様子が気になって何度かベランダに出たが上手く見え手に建物の中に入って行くのが見える。
「どっち側の人なんだろう」
30分ぐらい立った頃だろう建物の1部が吹っ飛ぶぐらい大きな爆発がした。運良く瓦礫は家に飛んで来なかった。様子をはっきりとみたいと思い身を出すとあの二人組が建物から出ていくのが見えた。オールバックで銀髪の人は片腕を切られていた。その2人が黒いワゴン車に乗るところを見ていたら全身白の男の人と目があった。目が合っただけなのに冷たい汗が出る。
殺されると思ったので急いで部屋の中に戻る
「また引っ越そうかな…」
最近はよく無い方たちとよく遭遇してしまう。
引っ越したいけど流石にお金が…と考えながら昼ごはんの準備をする。
外では色んな人の騒ぎ声が聞こえるが家に瓦礫等が当たってないことを私は喜んでる。
【翌日】
いつも通り仕事に行く。
「黒川さんの家の近くでテロがあったよね!」
「あれテロだったんですね」
「もしかして犯人見た?」
「見えてないですよ、それより齋藤さんの患者さん来てましたよ」
「もう来てたんだ、じゃ私行ってくるね〜」
彼女は同僚も齋藤さん。明るくて元気な人
仕事のミスも少ないから上司からはよく可愛がられてる。
「私も小林さんのとこ行かないと」
コンコンコン
「小林さん、容態は如何ですか?どこか痛いところなどはありませんか?」
「大丈夫でーす」
「そうですか、ではまたなにかありましたらお呼びください」
「はいはーい」
そう言って私は病室を出る。
その日もいつも通りに仕事終わらせ家に帰る。
昨日のテロ?で外は騒がしい。その中見覚えがある方たちが居た。
できるだけ目線を合わせないように2人の後ろを通り過ぎる。幸いバレることはなかった。
エレベーターを待ち時間さえ長く感じる。
ピンと言う音ともにエレベーターが到着した
急いで中に入り10階のボタンと閉めるボタンを連打。
『上へ参ります』と音声が聞こえエレベーターが動き出す。
家に入り鍵を閉める。
「まさか神々廻さんも『そーゆ』仕事しているとは…世の中狭いな〜」
私が見たのは私の引っ越し理由の男性と神々廻さん。目の前の建物が『そーゆ』ところだと思うとすごく引っ越したくなるが今はまだお金が無い。引越し費用と冷蔵庫やら家電製品で貯金の半分を使ってしまった。残り半分を使えば引っ越しができるがあれはいざと言う時に残して置くべきだと思ってるから実質貯金は無い。
「お金貯まったら早く出ていこ〜」
そう言いながら私は夕飯の準備をする。
夕飯を食べ終えお風呂に行く。
「あれ?お湯出ないじゃん…壊れた??」
この時期だと冷水でも入れなくはないが、明日も仕事だし体を壊すと迷惑がかかるから今日は温泉にでも行くか、と考え時計を見る。
22:56。
「空いてるかな〜」
スマホで調べてると深夜帯にやってる温泉を見つけた。しかも近場。そうとも決まれば!
私は入浴に必要なものを集め小さな袋に入れて
家を出る。偶然にも神々廻さんと会った。
「あっ自分のとこもお湯出んかったんか?」
「そうなんですよ、ちょうど深夜帯でやってる温泉を見つけたのでそっちに行こうと思って」
「俺もや、どー?一緒にいかへん?」
「ありがとうございます! 最近物騒ですので、 たすかります」
「…そーやな〜」
そう言いながら神々廻さんと一緒に温泉へと行く。正直『そーゆ』仕事している神々廻さんと一緒に居るのが1番危ない気もするが1人での夜道と2人での夜道だと2人でいる方が相手が誰であろうとも安心するのはする。
久々の温泉だったら結構長く居たな〜と思いながら缶ジュースを飲みながら外に出ると。
「え!神々廻さん?! もしかして待ってたんですか?」
「そーやで、この時間の方が危ないやろ」
「そうですけど… 」
「ほなもう帰るで〜」
同じ仕事でも私の引っ越し理由の彼と神々廻さんでは性格が全然違うな〜と思いながら神々廻さんの後に行く。
コメント
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