🔞です。苦手な方はお控えください。
「」葛葉
『』叶
葛葉side
・・うーん、どーすっかなーー。。
もうすぐ叶の誕生日なのに何も決まらない。しかも一緒に住んでる叶にバレないように準備しないといけないのがまた大変だ。
とりあえずケーキは予約したし、飯は外に食いに行こう。あとは、、叶って何したら喜ぶんだろ。叶の好きなもんなんて、ゲームと猫しか思い浮かばねぇし。・・猫?猫か!そうか!!
俺は思いついた名案を実現するためにスマホをいじる。
(叶誕生日当日)
「叶誕生日おめ〜」
『わぁありがとう!葛葉!』
俺は準備したケーキを出し、叶は嬉しそうに写真を撮る。飯はさっき外で食ってきたし完璧、完璧。ちなみにプレゼントは一緒に買い物に行って欲しがったやつを買ってやった。
叶はケーキを切り分けて小皿にうつしている。
『葛葉、食べよ〜』
そう言いながらニコニコしてフォークを持つ叶。・・可愛いな、こいつ。
ケーキを頬張りながらだいぶ満足気な叶。
『こんなにお祝いしてもらえると思ってなかったよ、葛葉に』
「いやお前どーゆー意味だよ」
『いや、ほんとにびっくりしたんだって、本当にありがとう今日は』
ふふ、こいつこれで終わりだと思ってやがる。
まだあるもんね、実は。ケーキ食べたら渡してやろっと。
『ふぁーーおなかいっぱい!また残りは明日食べよ』
そう言いお皿を下げる叶。我ながら選んだケーキはめちゃくちゃ美味しかった。
「叶さん、これで終わりだと思ってないっすか」
『えっ?!まだあるの?!?!』
目をキラキラさせる叶。
そんな叶の頭と両手に用意したものを素早く装着する。
「じゃ〜ん、叶、猫になるでした〜!あっはは!!お前似合うじゃん!!」
すっとんきょうな顔をして猫耳と猫の手型の手袋を付けられている叶。
あまりにもとぼけた顔が面白くて俺は指をさして大笑いする。
叶はそれでもニコニコしながら
『え、でも僕かわいくない?いけてるよね?え、かわいいじゃん!』とか言ってる。
いや、かわいーけどさ。
『葛葉さー、今日僕誕生日だから言うこと聞いてくれる?』
俺はまだ笑いながら「あぁ、いいよ、なに」と適当にこたえる。
『あ、いいんだ、じゃあ葛葉これつけてよ』
にやっとしながら叶が言う。
・・は?いま何つった?
『聞こえなかったの?葛葉、これつけてって言ったんだよ』
自分に着いた猫耳と手袋を外して僕の方に向ける叶。
「・・いやいやいや!おかしーだろ!お前がつけるんだよお前が!!」
『でも葛葉、言うこと聞くって言ったよね?』
ぐ、、、くそ、、、こいつ笑ってやがる!誕生日だからって調子乗りやがって、、
「わ、わかったよ、つければいーんだろ!」
もうやけくそだと思い、頭に猫耳をつける。
恥ずかしさで顔があつくなっているのが自分でもわかる。
叶はそんな俺を見てご満悦だ。
『かわいい〜くーちゃんこっちおいで?』
「んだよそれ、、行かねーから」
『くーちゃん?くーちゃんおーいーでー』
「・・・」
『葛葉?言うこと聞くって言ったよね?』
「もう1個聞いただろ!これで終わりだよ!」
『僕、何個かなんて言ってないもん』
ニヤニヤ笑いながら俺を見る叶。
こいつ天使なんかじゃなくて悪魔だわと思いながら呆れる。
仕方なく叶の方に近づくと突然腕をつかまれ引っ張られる。
「うわ!!なんだよ!!」
叶は俺を引っ張って寝室へ入る。
そのまますごい勢いでベッドに投げられる俺。
相変わらずこいつの腕力はえげつない。
『葛葉、ねぇ僕その葛葉としたい』
「はっ?!お前なにいって、、」
『聞こえなかった?猫葛葉としたいって言ってるんだけど』
「・・やだ!ぜったいやらん!」
『あ、いいんだそういうこと言って』
そう言うと突然深いキスをしてくる叶。両手を押さえつけられ抵抗もできず、だんだん頭がぼーっとしてくる。
体感で数分たっただろうか、やっと唇を離して叶が言う。
『葛葉、もう一回言うよ?猫葛葉としたいって言ってんの』
「・・やd」
言い終わらないまま、また深い長いキスをされる。ああ、これ俺が頷くまで終わらないやつだ、、
俺は半分諦めながら叶から顔を背け小さな声で「わかったよ」と呟く。
叶はわかりやすく笑顔になり
『ふふふ、、葛葉大好きだよ』
という。
・・・
「うああっ!!あぁっ、んぁぁ!!」
『葛葉、こうなるってわかっててやったでしょ?』
「ちがっ、、おれはほんとにっ、、あぁ!!」
『ん?そーだよって??』
「ちがっ、お前にっ、猫をっ、、んぁぁっ」
『なーに?よく聞こえないんだけど?』
叶は興奮してるのかいつもよりも余裕がなさそうだ。本能のままに腰を動かし、それでいて全て俺の弱いところを攻めてくる。
「かなっえっ、、もうっ、、む、りっ、、」
頭が真っ白になりながらなんとか声を絞り出す。
『ん?聞こえない、聞こえないよ葛葉』
「、、あぁっ!、、そこっ、、だめ、、」
『何がダメなの?良いの間違いでしょ?』
叶は止まらず腰を振り続ける。
やばい、まずい、このままじゃ、、
そう思った時だった。
『葛葉、僕ね、猫好きなんだけど、、可愛い猫を見るのが好きなんだよね』
叶に耳元でそう囁かれ、俺は達してしまう。
あたまが一瞬で真っ白になり視界が暗くなる。
・・・
頭を撫でられているような気がして目を開ける。
見ると上裸の叶が横向きで俺の頭を撫でている。
『あ、猫ちゃん、おはよ』
いたずらっ子のように笑いながら俺にそう声をかける叶。
「叶、、お前、、許さないからな、、」
ズキズキと痛む腰を左手で抑えながら俺も横を向く。
『葛葉っ、、痛い?ごめん、、』
急にしおらしくなる叶。
ったく。心配すんなら最初からやるなっつーの。
「お前さ、、心配なら最初からすんな」
『でも楽しかったでしょ?』
「お前がな」
『葛葉もだよね?』
「俺は楽しくない」
『と言いつつ、ほんとは?』
「楽しくない!!」
『・・・そっか、ごめんね葛葉、嫌なことしちゃって、、』
はっと横を見ると俯き泣きそうになる叶。
「いやっ、、その、、そこまで嫌じゃなかった、けど、、」
俺は焦ってついそう言ってしまう。
『葛葉、そーゆーとこだよ』
さっきとはうってかわってニコニコする叶。
・・またこいつに嵌められた。
見事なまでの「してやったり顔」をしてる叶。
「まぁ今日は誕生日だから、特別だからな」
俺はそっぽを向きながらぶっきらぼうに言う。
叶は笑いながら俺をバックハグする。
『・・でも葛葉、ほんとに今日はありがと。葛葉の誕生日も期待しててね?』
「・・・期待しないでおくわ」
俺はそう返し、叶にバレないようにふっと笑った。
おしまい
コメント
3件
もう本当に好きすぎる
天才ですね。神ってます。