コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
こんちゃ!!
主です
今回はこっちのノベルに挑戦してみます!
練習などしてないので下手かも!
今回はせっかくこんなにシリアスをかけそうなので!
彰人にリスカさせます!
今回は本気で書きます!!!
ちなみに↓
🥞→彰人
🎮→冬弥
🎶→杏
🐹→こはね
にしようと思ってた時期が私にもありました
でもね?
でもね?
めんどくさいのよ、これ……てことで普通に描きます!
それと、謎時間軸です!!!終わり方変です!!!
ちなビビバス出てくるかわからん!
てことで本編どぞ↓
ピピピピ……
そんなありきたりなアラームの音で目を覚ます。
まだ6月だと言うのに蒸し暑く、ミンミンと蝉が群がっていた。
それに、今日は休日だというのに、時計の針は午前6時を指していた。
練習は午後1時からなのに、どうやら早起きしてしまったみたいだ。
家族が起きている気配は無い。
彰人「…しても、いいよな?」
そんな問いに答える人なんていなかった。
ほとんど宿題にしか使っていない勉強机の引き出しを開け、カッターを取り出す。
常に常備しているタオルを取り出す。
もはや手馴れてしまったもので、さっさと準備を進める。
……
鮮やかな赤で腕が染まる。いつからだろう。こんなことが日常になってしまったのは。
覚えていない。いや、それほど前から日常化してしまったのだろう。そんなことを考えていたら、腕には何本もの切り傷が出来ていた。タオルは真っ赤に染まり、カッターには大量の血が付着していた。
そう、あれは数ヶ月前の事だった。
オレが所属しているVividBAD𝗦𝗤𝗨𝗔𝗧……ビビバスが1周年を迎えた時だった。
1周年記念ライブをとあるハコで開催した。
問題が起こったのはライブ後だった。
ライブ後、冬弥達と別れてひとりで帰ろうとしたところ、聞こえてしまったのだ。
「なぁ、正直ビビバスの彰人って才能ないよな?」
「あぁ。ない。お前も分かってたんだな。」
「あれは誰でもわかるw」
「あんなん、゛もうビビバスにいらない゛よなw」
彰人「……!」
分かっていた。
自覚はあった。
ビビバスにはお似合いじゃない。
オレが足でまといなんだ、と。
それでも、冬弥達は俺と……4人で゛あの夜゛を超えたかったんだ。
その期待を裏切りたくなかった。
いや、それはただのビビバスに残りたいという言い訳だったのかもしれない。
でも、俺には゛才能がなかった゛んだ。
毎日毎日、血反吐を吐くほど練習しても、絵名にいくら心配されても、睡眠時間を削っても、「才能を持ってる者達」には叶わなかった。
オレが努力してやっと一歩進めても、オレが1歩進むまでにかかった時間に才能を持つ者は数歩進む。
結局、いくら努力しても敵わない。
才能なんて幻想だったんだ。
オレは思った。
彰人「そんなの……オレが1番…痛いほど分かってるんだよ……」
そんな悪態を付きながら、溢れ出しそうになる謎の感情を押し殺した。
そんな時、ふと視界に入った。いや、入ってしまった。
足元に散らばる割れたガラスの瓶。その破片は、酷く鋭利で、酷くオレの心を安心させようとした。
気づけば、ガラスの破片で自身を傷つけ始めていた。
傷付ける度に体内から溢れ、流れ出す鮮血。オレには、゛これ゛が必要だったのだ。
しばらく傷付けた後で、ハッとした。
そして、自身の腕から流れている鮮血を見つめた。
あぁ。なんて残酷で美しいのだろう。