コメント
0件
ブランデーside
ジンによると、今回の任務は2人で協力して、との事。
んで、その相手が……
「すみません遅れてしまって。」
「…遅い、バーボン。」
「ほんとにすみません。…ではいきますか。」
バーボンの車に乗る。
「そういえば…僕と貴方は初対面ですね。」
「そうだな。」
「改めて自己紹介しますね。僕はバーボンです!」
「俺はブランデーだ。」
「ブランデー…ってまさか、あの…!」
「しーっ。あんま大きい声出すな。」
「すみません。…あの噂で流れてる”射撃のプレーン”ですか?」
「プレーンかどうかは知らねぇが……ライと肩を並べられるほど、というあの方からのお墨付きだ。」
「へぇ〜……ライと、ですか……」
「そんな凄いヤツなのか?ライとやらは。」
「まぁ…あまり認めたくないですけど割と…」
…そいつか。
バーボン…もとい、降谷零の心を読んでライという人物像を軽く把握する。
「では、僕が照明を消しますので……」
「俺が撃つ。」
「ええ。お願いします。」
パチッ
照明が消える。
相手がオロオロしている…今のうちに……!?
「…気づかれた。位置も大体把握されてるようだ。狙われてる。」
「…っ!そうですか……できます?」
「俺を誰だと思っている。」
「…頼みました。」
ターゲットと俺たちの距離は俺の射程範囲ギリギリ。
余程のスナイパーじゃないと無理だ。
ほら、今もむやみに撃った玉が全然違うところに…!?
「大丈夫ですか?」
「…ああ。」
闇雲に撃った玉がたまたま俺の頬をかすめる。
…今日は運が悪いな。
そう思いつつ正確にターゲットの頭目掛けて撃った。
「…任務完了。帰るぞ。」
「…えぇ。」
車に乗って組織の本拠地に戻る。
「…手当しますよ、ブランデー。」
「必要ない。」
「そう仰らずに。」
ニコニコとしたバーボンの圧に負け…た訳では無いが、ずっと付きまとってきそうな勢いなので早めに折れておくことにする。
「分かった。さっさと終わらせろ。」
「任せてください。」
…なんか手際いいな。慣れてんのか?
手当終わったあと、家に帰った。
もちろん、この手当の跡をバーボン…もとい、安室透に見られては困るため、一旦崩し、種類の違うガーゼでもう一度手当するのも忘れない。