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「捕まえろー!!!!」
警察が慌ただしく誰かを捕まえようとする。
それは満月の夜。澄み切った空気と息をすれば喉を凍てつくような寒さ。
星たちは満月のせいで少し霞、月が目立つ。
「あははっ!今回もラクショ〜♪」
月明かりに照らされキラキラ輝く宝石を手に怪盗は、颯爽と駆けていく。
「くそっ!見失った!!!!」
慌ただしい空気が街中を覆う。
誰も捕らえることが出来ない怪盗―アルバーン・ノックス―
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ガチャッ
「ただいま〜!」
誰も居ない部屋に向かって放つ無意味な言葉。
「今日の仕事も完璧〜 ぼふっ」
力なくベッドに倒れ、思わず声が漏れる。
「明日はバイトだぁ〜」
彼は怪盗をしながらもバイトとしてコンビニ店員もしている。
名前も顔も警察にはバレていないため、大胆だが街の店で働く。
「おやすみぃ」
そして、満月の夜が終わる。