テラーノベル
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「おい!どうした?」
「どうやらこの場所が警察にバレたようだ」
「‥‥仕方ない。今回はコイツ一人だけでも連れて帰るか」
小屋の中からもう一人が顔を出す
「おいっ!そいつ生きてるじゃねぇか!」
「まぁ待てよ。よく見てみろ‥‥綺麗な顔してやがる。コイツも取引に連れて行こうぜ」
「連れてくって言っても‥‥コイツ警察だろ⁈」
「金持ちの中には警察に恨みがある奴だっているだろ。現職警察を甚振りたい奴もいるだろうし、物好きな男色家の金持ちなら喜んで買うだろ?」
「どうすんだよ、売れ残ったら」
「その時は海に捨てたらいいだろ?」
「お前が責任持てよ?」
「コイツが売れた時の売り上げは全部俺のもんだからな」
「売れねぇよ、どうせ」
「そんな事言ってねぇで早く船に乗せろ。また警察が来る前に」
手足を縛られ、傷口も雑に縛り上げると俺は船の中に押し込められた
すぐに同じように手足と口を塞がれた女の子が同じ部屋に連れてこられた
「大人しくしてないとお前もこの警官と同じく体を撃ち抜くからな」
「‥‥‥‥‥‥」
少女
俺達が共有している情報だと12歳の女の子だ
少女は俺の姿を見てさらに怯えだす
傷口を覆っている白い布がみるみる赤く染まっているからだ
少しでも安心させてあげたいのに口を塞がれている
それどころか船に揺られながら俺は眠くなってきていた
こんな状況なのに‥‥
潮の香り‥‥
波の音が近くで聞こえる‥‥
そしてすぐに襲いくる痛み
「‥‥痛っ」
「‥‥‥‥大丈夫ですか?」
「君はっ‥‥?」
床に縛られたまま座る少女
俺はあのまま眠ってしまったんだ
その間に口の拘束は解かれたのだろう
「私は大丈夫‥‥今の所」
「アイツらは‥‥」
「食事を持ってくる時とあなたの具合を見に来る時以外は来てない‥‥」
「俺の?」
縛られたまま横たわる自分を見た
手足の拘束はそのまま、俺の足の甲には点滴が付いている
これは‥‥
「お巡りさんが倒れてから数時間するとどこかで船が停まって誰かが治療してたの‥‥そしてまた船が動いて‥‥どこかに停まってを繰り返してるみたい‥‥」
「そうなんだ‥‥ごめんな?不安にさせて」
「ううん、良かった‥‥お巡りさんが生きてて」
そう少女が言うと、この部屋の扉が開いた
「おや?ようやくお目覚めですか?」
「‥‥‥‥‥‥」
「ちょうど良かった。お前達の新しいご主人様達が待ってるぜ」
そう言うと俺達は何日か振りにこの船から降ろされた
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コメント
6件
めっちゃくちゃ続きが気になります! いつも同じコメントで申し訳ないですがすごく面白かったです( 💓∀💓)
坂口灰
まき
#四季凪受け