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坂口灰
まき
#四季凪受け
俺たちが連れて来られた場所
凄い昔からある様な老舗のキャバレー
と言ってもそういった店に行った事はないから憶測でしかない
表は客で賑わっている
その店の中を裏から入り、地下に続く階段を降りると少女とは別々に部屋に押し込まれた
部屋に入るとすぐにカメラを持った男が部屋に入って来る
この男は俺の脚を撃ち抜いた奴だ
俺はまた足を縄で縛られベッドに投げ捨てられた
「いいねぇ‥‥そのままカメラに視線だけ向けろ」
「‥‥‥‥‥‥」
「大人しく従わないと女の子がどうなっても知らねぇけど?」
「‥‥‥‥‥‥」
その言葉を聞いて俺は睨みつける様にカメラを見た
「最初から言う事聞けよ。また言う事聞かなかったらあっちから先に売っぱらうからな」
「‥‥こんな事して許されると思うなよ」
「こんな姿で言う事じゃないよな。さてと‥‥傷口も写真に撮らないとな。縄を解くけど俺を蹴るなよ?分かってるな?」
「‥‥‥‥‥‥」
ズボンを下ろされ両足が顕になる
俺は思わず足を竦めた
「こんな細い足で警察やれんのか?それにしても白い足だな」
そう言うと男は俺の足に手を伸ばした
まだ痛む足の傷の周りを強めに掴まれる
「くっ‥‥!‥‥っ‥‥」
「痛いだろ。痛み止めは飲ませてないからな」
「触るなっ‥‥」
「やっぱりお前は高値で売れそうだな」
そう言うと男の手が太腿を上がり腰骨まで触って来た
コイツ‥‥
「おい、写真まだかよ」
もう一人が部屋に入って来た
そして俺を触っている男の手を掴んだ
「今から売る商品に手を出してんじゃねぇよ。早く写真撮って客に配るチラシ作んねぇとならねぇのに」
「ちょっとくらい良いだろ?今取るから待ってろよ」
男は腕を振り解きながら俺の足の写真を撮り始めた
そして撮り終わると二人で部屋を出て行った
なんとかしないといけないのに‥‥
不自由な手足では何も出来ない
せめて少女だけでもどうにかしたかったのに
恐ろしい事に時間だけは過ぎて行く
もう一刻の猶予もないのに
「お巡りさん、時間ですよ」
「‥‥‥‥‥‥」
「ほら自分で歩けよ」
後ろで結ばれた手の縄を掴まれる
俺はよろめきながら廊下を進む
古い扉が開かれると数段の階段の上に小さな檻がある
俺はその中に詰められると腕の拘束も外された
「あの子は‥‥一緒にいたあの子はどうした?」
「アイツは明日の商品だ。今日なまずお前を売り捌かないとな」
「‥‥‥‥」
閉められた檻の中
俺は男達を睨む
銃も何もかも奪われた俺には何も出来ない
俺が入った檻が舞台の中央へと運ばれて行く
何個もの照明が俺を集中して照らし出す
「今晩の最後のお品物です!」
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