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☆プッシュ〜☆


いく丸が引っ張り出して膨らんだのは緊急救命ボートであった。


「 あれ〜オイラ間違えたじょ?」


「パラシュートじゃなくて結果オーライ、早く乗ろうぜ。」


・・・おい・・

「俺達が乗ったんじゃ進まね〜よな?」


「ケヌキ、任せたじょ!」


「あのな〜ヘリコプターが戻って来たじゃん、やべー!」


「ほれほれ、これを見るんだじょ!XXのTweetだじょ!」


「そ~言うことか、俺たちの場所が特定されているわけだな。いく丸も一緒にバタ足だ!」


「オイラはいく丸だじょ。バタ足は得意だじょ〜!」


「タヌキで何が悪いでシンクロやったよな。リズムよく合わせてバタ足だ。」


☆キラキラ☆


「その目はやめろ、右足からだかな。わかるよな。」


「ケヌキは疑り深いじょ、そろそろオイラを信じてみるのもいいじょ!」


・・・ムリ・・・

「さぁ〜行くぜ!右足からな。」


せぇ〜の〜!!

犬でなにが悪い?

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