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まじでこの作品大好き❤😘(原作とこの作品両方)
私は──。
少し前までそこら辺にいる普通のサイボーグだった。
─逮捕5時間前─
「ガン飛ばしてんじゃねぇぞ!ゴラ!!」
『…………え、あ、私に言ってます?』
「おめぇ以外に誰がいんだよ!!」
ただボーっとしていただけなのに
何故か酔っ払いヤンキーに絡まれている。
周りに人は居ないし助けを求めるなんて出来ない。
………………いや周りに人が居ないのは好都合かも。
相手から手を出してきたらやり返そうと決めて
ヤンキーの話を黙って聞く。
「無視してんじゃねぇよ!!クソ女!!」
そう言いながらヤンキーが振りかかってくるから
前に突き出された拳を避けて脳天に蹴りをぶち込む。
蹴ったのと同時にズザザッと転がっていくヤンキー。
懲りもせずまた──に向かって突進してくる。
ヒョロヒョロとしてるから──でも相手に出来るけど
御礼参りとかされたらボッコボコにされるだろう。
いやまあ…もう会うことはないだろうけどね。
───────────────︎︎────────
『………………ちは』
リョーコ「はい、こんにちは」
あの後、ヤンキーをボッコボコにしたということで
ネオ町田警察署へ連行された。
リョーコ「ここでの話は他では絶対話さないんで、
信用して話してくださーい」
『…………はい』
まず最初に…と警察官のリョーコが
吸引式のキャラメルを1つくれた。
キューっと吸い込むと口の中に甘味が広がる。
するとリョーコが用心深くないんだね、と言った。
『……え?なに、どゆこと?』
言葉の意味が分からず戸惑いながら聞くと、
サイボーグ相手に機能するヤツで嘘つけなくなる、と
説明された。
ちなみに私以外のサイボーグ2人も嵌ったらしい。
『いやいやセコすぎ。嘘つく気無いッ…』
リョーコ「はい、起動しましたー」
リョーコ「なんでヤンキー殴ったの?」
『ガン飛ばしたとかイチャモン付けられて、
最初に降り掛かってきたからです』
『……ほんとに嘘つけないじゃん』
リョーコ「でしょ?次の質問ね」
リョーコ「貴方のカバンから出てきたこの白い粉、
鑑識に回したら”砂糖”って出てきたのね」
「なんで持ってるの?密輸でもしてる?」
『道端に落ちてたヤツ。持ち主は知りません』
リョーコ「なるほどね〜」
リョーコ「もういいよ、ありがとね」
『え、正当防衛にならないんですか?』
リョーコ「相手病院送りだから無理だね」