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アテンション
・エセ関西弁
・GL、女体化表現🈶
・白桃
「桃」 『白』
それでは、どぞ!
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「ねーー初兎ちゃーん!!」
『どうしたん』
「好きな人に彼女できたんだって…やばいよどーしよぉ…っ」
『あらー、それはそれは残念ねおほほ』
「ぜっったい思ってないよねそれ!?」
今、好きな人に彼女ができたと嘆いているこの女子高校生は、内藤ないこ。
女子高校生には好きな人がいて、その人に彼女ができて、とても焦っているらしい。
まぁそれはこちらとしては好都合だけど、とか考えたりしちゃっている。
「ねー聞いてる…?」
『…聞いとるよ』
『なんやっけ、寿司の話やっけ?』
「違うわ、その好きな人の話!」
好きな人の話、その言葉を聞くだけでズキっとしてしまう。
でも、一瞬顔覗かれたから ドキッとしてしまった。
あいつか、確か好きな人って。
横目でちらっと、ないちゃんの好きな人を見る。
確かにイケメンで、高身長で、ツッコミもできて、運動も平均よりできて、頭も良くて、足も長くて、イケボで、英語もできちゃう。
いわゆる完璧人間ってやつだ。
そんなうちは、全くそんなことがない、ないちゃんの好きな人とは真反対だ。
『まー今はええやん、もうちょい新しい恋探せばええやんかー』
「む、恋ってそんな簡単じゃないのー!」
「こんなことなるなら初兎ちゃんと付き合いたかったなーっ」
『…もー、冗談はよしこちゃんやって』
今は笑いながら返せてるかな。
いつもの笑顔でいけてるかな、声のトーンもいつもと違ったりしないかな。
一瞬、いや今もしているけど、心臓の音しか聞こえない。
顔がとても赤い…と思う。
そうやって期待をさせてくるあなたが嫌い。
そうやって思っちゃう。
「もうごめんじゃん」
『もうこれからはやめて〜』
好きだって思う。
でも、嫌いだって思う時もある。
そして、きっとあなたは私に恋なんてしていない。
だってそうでしょう。
あなたと私は同性だもんね。
『ないちゃん』
「ん…どーしたの、くすぐったいじゃんっ」
うちは頬に手を添える。
それで くすぐったい と笑っているあなたを見ている。
それが愛おしくてたまらなくて、ずっと見ていたくて、でもなんだか、その笑顔を見ると胸が苦しくなる。
『んー、やっぱなんもない』
「えちょっとどういうこと!?」
きっとあなたは嫌だと思うから、心の中で呟いておくよ。
君が好き。
ってね。
「早く告白してこいよな、ばーかっ…」
ここには、同性に恋をしている女子高校生がいる__。
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ついに作ってしまった恋愛小説短編集!!!
でも初手から続きがでそうですねはい(
しかもGLです!!!
それでは、おつあいでしたー!
もし良ければリクエストとか…👉🏻👈🏻💭
(🔞以外なら書けます🙆♀️)