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みんなの小説読んでたら書きたくなったんで書いていくぅぅぅ(◜ᴗ◝ )
ぺいんと=pn 透 ➞ ペイント
俺の名前は透。
仕事帰り、本屋で新刊を買い、駅へ向かう。
横断歩道の信号は青だった。
耳をつんざくブレーキ音と共に、 視界の端に大型トラックが飛び込んできた。
pn「え……?」
避ける暇なんてなかった。
世界がぐるりと回り、体が宙に浮く。
pn(は……?)
それが俺の最後の記憶だった。
「お嬢様、お目覚めくださいませ」
知らない声が聞こえた。
ぼんやりと目を開ける。
見慣れた白い天井ではない。
精巧な彫刻が施された、豪華な天井だった。
pn「……どこ?」
思わず漏れた声に、自分で違和感を覚える。
pn(……声が高い?)
寝起きだから、というレベルじゃない。
「お嬢様、お体の具合はいかがでしょうか?」
視線を向けると、そこにはメイド服を着た女性が立っていた。
pn「……誰?」
「お嬢様?」
話が噛み合わない。
俺が体を起こそうとした、その時だった。
視界に入った手が目に留まる。
白く細い指。
どう見ても男の手ではない。
pn「……は?」
肩へさらりと長い髪が流れ落ちる。
心臓が嫌な音を立てた。
pn「鏡……鏡は!?」
部屋を見回し、姿見を見つけると夢中で駆け寄る。
そこに映っていたのは–
オレンジ色の長い髪。
くりっとしたオレンジ色の瞳。
白い肌に整った顔立ち。
どう見ても、美しい少女だった。
pn「……誰だ、これ」
鏡の中の少女も同じように呟く。
頬をつねる。
pn「っ……!」
痛い。
夢じゃない。
pn「うそでしょ……」
事故に遭ったはずなのに。
目が覚めたら知らない部屋で、知らない少女になっている。
pn「なんで俺が女なんだよ!」
思わず叫ぶと、メイドが慌てて駆け寄ってきた。
「お、お嬢様!?」
pn「近づかないで!」
反射的に叫んだ、その瞬間だった。
鏡に映る少女を見つめていた俺の脳裏に、一つの名前が浮かぶ。
pn「……まさか」
見覚えがある。
何度も見てきた顔だ。
pn「……ペイント?」
その名前を口にした瞬間、血の気が引いた。
pn「いや……嘘だろ……」
悪役令嬢の容姿にしてはかわいくて、女性の名前では珍しかったから覚えている。
そして、最後には破滅する運命の少女。
pn「俺が……ペイント?」
その事実を理解した瞬間、膝から力が抜けた。
床へ崩れ落ちる。
pn「……終わった」
処刑される側になるなんて、笑えない。
「お、お嬢様……?」
恐る恐る声を掛けられ、俺はハッと我に返る。
そうだ。
メイドがまだいた。
pn「あ、えっと……」
どうする?
ペイントって、どんな話し方だったけ。
思い出せるのは–
『あなた、少し身の程を知ったらどう?』
『わたくしに意見するつもり?』
pn(無理無理無理!急にできるか!)
pn「あの、ちょっと混乱してまして……」
口にした瞬間、メイドの表情が固まる。
「……え?」
しまった。
敬語を使ってしまった。
ペイントがこんな弱気な話し方をするはずがない。
pn(やばい、誤魔化せ!)
俺は咳払いを一つすると、精一杯胸を張った。
pn「……きょ、今日は少し気分が優れないのよ」
自分でもぎこちないと思う。
案の定、メイドは首をかしげた。
「本当にお加減が?」
pn「え、ええ。そういうことよ」
数秒の沈黙。
やがてメイドは深々と頭を下げた。
「承知いたしました。すぐにお医者様を–」
pn「い、いらないです!」
思わず大声を出してしまい、メイドの肩が震える。
pn「あ……」
また失敗した。
pn「……必要ないわ」
今度は少しだけ、それらしく言えた気がした。
「ですが……」
pn「少し休めば治るものよ」
「……かしこまりました」
よかった。
少なくとも医者は回避できた。
記憶が混乱しているなどと言われて大騒ぎになるのだけは避けたい。
そう胸をなで下ろした時だった。
「ですが、お嬢様」
pn「な、何?」
「本日は学園の入学式でございます」
pn「…………へ?」
思考が止まる。
「王立ルクシア学園へのご出発まで、一時間ほどございます」
pn(ルクシア学園……)
忘れるはずがない。
攻略対象たちが集まり、主人公と出会い、物語が始まる場所。
pn(今日が……原作の始まりの日!?)
冷や汗が背中を伝う。
原作のペイントは、この時点ですでに学園中から嫌われていた。
傲慢。
わがまま。
人を見下す公爵令嬢。
pn(つまり俺、最初から詰んでる……?)
難易度、高すぎるだろ。
「お嬢様、お支度を」
pn「あ……うん」
逃げたい。
できることなら今日は休みたい。
でも、公爵令嬢が入学式を欠席するなんてあり得ない。
pn「……行くしかない、か」
深呼吸を一つして、心を落ち着ける。
まずは情報収集だ。
原作通りなのか、それとも違うのか。
確認しながら動けば、まだ何とかなるかもしれない。
「失礼いたします」
メイドがクローゼットを開く。
そこには真っ白な制服が掛けられていた。
金糸の刺繍が施された上着。
深紅のリボン。
長いスカート。
いかにも貴族の学園らしい制服だ。
「お着替えをお手伝いいたします」
pn「え?」
「お嬢様?」
pn「い、いや!自分で着る!」
「ですが……」
pn「大丈夫だから!」
男だった頃の感覚が抜けていない俺にとって、人に着替えを手伝われるなんて拷問みたいなものだ。しかも女性!!
メイドは少し驚いたものの、静かに一礼して部屋を出ていった。
部屋に一人残された俺は、制服を見つめる。
pn「……女の子の制服なんて、どうやって着るんだよぉ…」
–数分後。
pn「違う!これ前後逆か!?」
部屋には、俺の情けない悲鳴だけが響いていた。
コメント
1件
ぺさんの新作、読んだよ〜!!😭💕 「転生してるんだけどぉ!?」ってタイトルからして可愛いし、まさかの悪役令嬢ペイントに転生って設定がもう最高すぎる!!✨ 透くんが女の子の体になって戸惑う様子とか、メイドに敬語が出ちゃうところとか、一つ一つの反応がリアルで笑ったw 特に「女の子の制服の着方がわからん!」ってなってるシーン、めっちゃ可愛いんだけど!!😭💕 しかも原作の始まりの日が今日って…難易度エグすぎるw ペイントって破滅エンドなのに、どうやって生き残るのか気になりすぎる!! 続きが待ちきれないよ〜!!次話も絶対読むからねっ🌸