太中
にょた百合
BEAST
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俺は、首領に来いと言われ、扉の前で、立っている
俺は、決意をしながら扉をノックする
中から入れという声が聞こえ、目の前の重たい扉を開ける
そして、一礼してから
中「失礼します 今回は、どのようなご要件で?」
太「あーいや、なんか最近中也って遠出ばっかり任しちゃって、会えなかったから寂しくってさ、呼んじゃった♡」
いちいち語尾にハート付けるんじゃねぇよ 気色悪ぃ
太「だからさ、中也」
中「はい」
太「常に私の傍に居てくれない?」
中「はい?」
太「あ、勿論 仕事は任せるけどね」
中「あ、えっと俺は、常に、首領の傍で、仕事というか護衛をするということでしょうか」
太「そういうこと♡」
びっくりした…新手の告白かと思った……
じゃなくて、俺が首領の護衛だって?
そんなの、ずっとセクハラばっかされるってことか?
巫山戯るなよ
あ、でも俺以外に、手は出させられなくなるのか
なら……いいのか?
太「ということで、今日から中也は私の狗だから」
中「狗?護衛じゃなくてですか?」
太「護衛ってことだけど?」
中「…なるほどです」
太「お願いがあるのだけど、一回だけきいてくれる?」
中「命令なら、なんでも」
太「じゃあさ 鎖付けてよ」
は?どういう意味だよ とうとう頭逝ったのか?
中「…どういう意味でございましょうか?」
太「そのままの意味だよ 今、君が首に着けてるその首輪に鎖を付けたいって言っているのだけど」
中「それは、どういう理由で?」
太「中也が何処か行かないか心配だし、中也に変な虫が着いたらと思うと、吐きそうになるからね 念の為♡」
おっと…これまた…重症か?また変な薬でも飲んだのか?
中「すいません、それは…余り受けたわりませんね…」
太「…なぜ?」
その時の、包帯で巻かれていない片方の目でも、殺気が籠った目が俺に向けられる
長いロングヘアの髪と同じで黒くて、綺麗だ
殺気が含まれたその深い海の底の様な暗い目から、なんとなく目を逸らしながら、俺は、云った
中「行動範囲が狭くなりますし、気にしなくても、俺は、知っての通り異能があります。心配は要らないと思いますし、ですから、俺なんかに鎖なんて…」
と、言いかけた瞬間、首領は立ち上がって、俺に近ずいてきた
黒い高いヒールを履いた首領がコツコツと音を立てて、歩いてくる姿は、凄く気品があった
そして、俺の前で立ち止まった
俺より背の高い首領は、何時もより上から目線で、其の目は、怒っている様だった
そして、口を開いた___
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お疲れ様でした
私、BEASTの太中の関係性が本当に好きなんですよね
少ししかストーリーないんですけど……
最後まで見て頂きありがとうございました
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